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川崎重工、グリーンガスエンジン搭載の自家発電設備を建設

グリーンガスエンジン
グリーンガスエンジン(写真提供・川崎重工)
 川崎重工は2月1日、「カワサキグリーンガスエンジン」を用いた自家発電設備を神戸工場に建設し、「神戸パワーセンター」として運転を開始した。

 この自家発電設備は、「カワサキグリーンガスエンジン」シリーズのうち12シリンダのKG-12モデル(発電出力5000kW)1基を用いてる。同発電設備を導入し自ら運用することにより、運用ノウハウを蓄積し、設備導入からオペレーションおよびアフターサービスにわたるソリューション提案力を強化し、ガスエンジン事業の積極的な展開を目指す。

 「カワサキグリーンガスエンジン」は、世界最高水準の発電効率48.5%を実現するとともにNOx排出量についても200ppm以下(O2=0%換算)の低排出量を誇る、経済性・環境性に優れた画期的なガスエンジン。同出力クラスのガスエンジンと比較して燃料費を5%以上削減可能であり、NOx排出量が低レベルのため全国ほぼ全域で脱硝装置が不要となる。さらに、軽量・コンパクトであること、電気着火方式の採用により液体燃料を必要としないことなどの特長を有する。

 同発電設備は今後、試運転を経て系統連係を行う予定であり、そのなかでガスエンジン単機での発電効率をさらに向上させるための取り組みを実施するとしてる。


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