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西都ハイテク産業開発区、天府国際コミュニティーは10月完成

 【西都(中国四川省)1日PRN=共同JBN】西都ハイテク産業開発区(Chengdu Hi-Tech Industrial Development Zone)は1日、中国西部地域で最初の大規模外国人居住地区の「天府国際コミュニティー」が2010年10月に完成し、開所すると発表した。西都で外国人の住宅需要に応えるために作られたこの居住地区は、3Gモバイル・インターネット接続から教会、中英2カ国語の幼稚園、西洋スタイル病院の医師などの一連のサービスまで、広範な世界クラスのサービスを提供する。

 天府国際コミュニティーは、総面積25万平方メートルの開発用地のうち容積率を0・9に設定し、160畝(約10万6670平方メートル)の広さである。このプロジェクトは住居、ホテル、ビジネス、2カ国語幼稚園、教会で構成され、住まい、ショッピング、エンターテインメント、ビジネスを統合した高品質の国際的な居住地区である。国際本部ビジネスパーク、国際ショッピング商業地区、国際コンベンションセンターなど一連の高級な国際的プロジェクトは、天府国際コミュニティーと一緒に建設が進んでいる。

 同プロジェクトは、カナダのゼイドラー・パートナーシップ・アーキテクツ(Zeidler Partnership Architects)と日本の久米設計によって共同設計され、現代性、国際化、ファッション、環境保全の建築上の特徴を備える一方で、外国人の住宅需要と文化的ニーズに応えることにも務めている。

 天府国際コミュニティーは外国人にとって「中国のふるさと」を創り出すことように工夫されている。グローバルな産業構造の調整が進んでいることを背景に、西都は開発機会と将来への見通しを提供しているため、外国人、外国企業・組織の流入が増加している。西都の外国人居住者は2009年末現在で130余の国・地域から来ており、香港、マカオ、台湾からの外国人・住民は2万人近くに達した。数は今も増加している。

 天府国際コミュニティーは西都ハイテク産業開発区(CDHT)に位置し、中国全土の国家レベルのハイテク産業開発区54カ所の中で4番目にランク付けされ、中国中部・西部におけるすべてのハイテク開発区の中で総合的競争力の観点から見て第1位である。また世界クラスのハイテク開発区建設のために中国中央政府に選ばれた6つのパイロットパークの中の一つでもある。2009年10月現在、「フォーチュン500社」企業とインテル、モトローラなど世界的な有名企業44社を含む外国投資の企業863社が総額91億7400万米ドルを西都ハイテク産業開発区に投資している。

 ▽天府国際コミュニティー(Tianfu International Community)について
 天府国際コミュニティーは、西都ハイテク産業開発区(CDHT)の天府新城の中心に位置し、160畝(約10万6670平方メートル)の広さを占める。同コミュニティーは総床面積25万平方メートルで、フェーズ1、フェーズ2、ビジネス地区の3地域を含むことになる。同コミュニティーは世界クラスの施設を備えた広範なビジネス・サービスに対する外国人居住者の要望に応えるように設計されている。コミュニティーは西都で初のコミュニティー教会と外国人用に設計された最初の邸宅地区を特色としている。


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