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フォルクスワーゲン新型「ゴルフR」発売 燃費22%向上

ゴルフR
ゴルフR欧州仕様車(写真提供・VGJ)
 フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(VGJ)は、フォルクスワーゲンのコアモデルである「ゴルフ」に、シリーズ最高のパフォーマンスかつ低燃費を実現した「ゴルフR」を、3月より全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーにて発売すると発表した。

 「ゴルフ R」は、ハイパフォーマンスかつ高品質なプレミアムスポーツモデルにのみ与えられる“R”(Racing)シリーズモデルで、先代の「ゴルフR32」の後継車。新型「ゴルフ R」は、昨年4月に発売された6世代目ゴルフをベースに、この時代に相応しいハイパフォーマンスカーのあり方を提案する。

 エンジンは、3.2リッターから2リッターにダウンサイジングしながら、最高出力が256PS(+6PS)、最大トルク330Nm(+10Nm)とパワーアップしたTSIエンジンを搭載。高効率なトランスミッションである6速DSGと組み合わせることで、燃費は12.4km/Lと先代比22%も向上し、2010年の燃費基準をクリア。優れたパフォーマンスと燃費性能を高次元で両立した。

 さらに「ゴルフ R」には、最新の4MOTION(4WD)システム、専用デザインの18インチアルミホイール、専用チューンのスポーツサスペンションや、DCC(アダプティブシャシーコントロール)が標準装備されている。通常のゴルフより25mmローダウンされ、4輪に大径のベンチレーテッドディスクやブラック塗装のブレーキキャリパーが装着されており、Rの卓越した走行性能と安定性を支える。

 エクステリアにおいても「ゴルフ R」はプレミアムカーに相応しい装備を備えている。フロントには大型フロントグリルが装着され、左右のエアインテーク上部にはLEDのポジションランプ、さらに、ブラックに塗装されたラジエーターグリルの右側には新デザインの「R」ロゴが配されている。リヤは、大型のルーフスポイラー、ダークテールレンズ(LED)、センター出しのクロームデュアルエキゾーストパイプなどが、このクルマが特別な存在であることを強く主張している。

 インテリアでは、ブルーの指針を持つメーター類や、“R”ロゴ付のステアリングホイール、トップスポーツレザーシート、ドアシルプレートなどのR専用装備が独自の空間を演出。また、オプションとして先代同様レカロスポーツシートも設定されている。更にゴルフRには、バイキセノンヘッドライトやRNS 510(HDDナビゲーションシステム)、リヤビューカメラ“Rear Assist”も標準装備されている。

 価格は505万円(税込)。ゴルフのスポーツバージョンとして、発売以来高い人気を維持している「ゴルフGTI」に加え、今回ゴルフラインアップの頂点に立つ「ゴルフR」を導入することにより、ゴルフのスポーツレンジの選択肢を広げると共に、ゴルフブランドの更なる強化を目指す。


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