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ボーイング、ANA塗装787型機で試験飛行 無事終了

ANA塗装787型機
ANA塗装787型機(写真・米ボーイング)
 米ボーイングは22日(日本時間23日)、次世代旅客機「787ドリームライナー」のフライトテスト用2号機で試験飛行を行った。このテスト機には同社の主要顧客(ローンチカスタマー)である全日本空輸(ANA)塗装が施され、ペインフィールドを離陸後、約2時間の飛行を経てボーイングフィールドに着陸にした。

 テスト機は、キャプテンのランディネヴィル氏が操縦桿を握り、チーフパイロットのマイクキャリカー氏が副操縦士として同乗、最高度1万3000フィート(3962メートル)まで上昇して時速200ノット(370キロ)で航行した。離陸時間は午前9時9分(現地時間)、着陸は午前11時10分(同)だった。

 787型機のフライトテストには6機の機体を使用する予定で、今回のテスト機はそのうちの2機目。フライトテストは、6機それぞれで異なったテストを実施するが、この2号機では主にシステム性能を検証する。この2号機には、1号機と同様ロールスロイス製トレント1000のエンジンを搭載。

 ANAの伊東信一郎社長は「プログラムを大きく前進させられたボーイングチームの皆さんに対し祝辞を申し上げます。来年のデリバリーを楽しみにしています」と述べている。

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