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NY初太陽光充電所を開設、ビューティフル・アース・グループ

 【ニューヨーク17日PRN=共同JBN】ニューヨークを本拠とする持続可能エネルギー企業、ビューティフル・アース・グループ(Beautiful Earth Group、以下BE)は16日、ニューヨーク初の太陽光発電による電気自動車(EV)用充電ステーションを開設したと発表した。太陽光発電による充電ステーションはニューヨーク市で初めてであり、世界でもまれな施設である。

 充電ステーションは、ニューヨーク港とマンハッタンを見下ろすブルックリン区レッドフックの本社に近い工業地区にある。BEが設計、建設したステーションは送電線網を利用せず、モジュラー構造で、廃棄された鉄鋼運搬コンテナを再利用、シャープ製の最新式235ワット太陽電池パネルの電力に全面依存している。このプロジェクトは、ニューヨーク市に都市型の持続可能エネルギー・ソリューションを展示するBE事業の一環である。

 充電ステーションは現在、BE保有の100%電気自動車「MINI E」が利用しているが、この車は太陽光発電だけで走る世界でも少数の1台になっている。BMWグループのMINI Eは走行距離160キロ余で、充電に約3時間かかる。

 BEのレックス・ヘスリン社長兼最高経営責任者(CEO)は「最高時速150キロのスポーツカーのハンドルを前にして驚かざるを得ないのは、この車がガソリンを1滴も使わないということだ。電力はすべて、ブルックリンのウォーターフロント、まさにここで集めた太陽光から来る」と語った。

 BMWのリチャード・スタインバーグEV運用戦略部長は「われわれのMINI Eが、自動車運転に持続可能性をもたらすBEの画期的戦略の一翼を担うことに感激している。」と述べた。

 BEの充電ステーションは約6キロワットの容量があり、小型住宅1戸分の電力を賄える。充電池は必要に応じた即時利用を可能にするために、常時蓄電している。大手自動車メーカーの大半は来年、電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車の発売開始を計画している。BEの充電ステーションは二酸化炭酸放出を劇的に削減する具体例だ。

 ヘスリン社長は「EVは大気汚染削減に大きく寄与する。特にその『燃料』がクリーンでグリーンの電気なら」と述べ「われわれがエネルギー効率とエネルギー節約を結びつけ、炭酸ガス排出燃料から持続可能エネルギーにシフトすれば、真の構造改革がもたらされる」と語った。

 米国の大都市の多くは連邦政府の大気保全基準を満たしておらず、地域の大気汚染は半分以上が交通機関によってもたらされている。交通機関の長期的な持続可能性を目指す重要なステップとして、さらには、炭酸ガス排出量を2030年までに30%削減することを目標にしているニューヨーク市の「GreeNYC」キャンペーンに貢献する革新的解決策として、BEはEVの利用を支援している。

 ▽ビューティフル・アース・グループ(Beautiful Earth Group)について
 2008年創業の持続可能エネルギー企業、ビューティフル・アース・グループ(BE)は事業用規模の太陽・風力エネルギー発電施設を開発、所有、運営する。最初のプロジェクトは米南西部にある。BEは二酸化炭素を排出しない発電に限って投資、持続可能性の目標に向かって長期的なグリーン・ソリューションを推進している。詳細はwww.beautifulearthgroup.com.を参照。


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