日新製鋼、市川製造所にステンレス箔用冷間圧延ミル導入
日新製鋼は8日、市川製造所(千葉県市川市)において、ステンレス箔用冷間圧延ミルが完工したと発表した。投資額は約20億円。新ミルに搭載された最新技術の導入で、増減1μm以下の板厚の高精度化、600ミリ広幅材の形状安定化が期待できる。
ステンレス箔は厚さ100μm(ミクロン/1μm=1000分の1mm)未満にステンレスを冷間圧延したもので、IT関連の電気・電子機器用の精密部品から、自動車、建材まで幅広い用途がある。同社では、1988年からステンレス箔の製造を開始し、新規用途開拓を行ってきたが、高品質・高精度化するニーズに積極的に対応するため、新たにミルを建設した。
この新ミルは最新技術の導入により、増減1μm以下の板厚の高精度化、600mm広幅材の形状安定化など、高品質・高精度化するニーズへの対応が可能となり、今後予想される市場の成長にも確実に対応できる。
前後の記事
記事バックナンバー
- [-]日新製鋼、市川製造所にステンレス箔用冷間圧延ミル導入 2009/12/09 水曜日