三菱自「パジェロ」を一部改良、特別仕様車も設定
パジェロEXCEEDウォームホワイトパール(写真・三菱自動車) 三菱自動車は11月30日、オールラウンドSUV「パジェロ」の3Lガソリンエンジン搭載車で、燃費や排出ガス性能の向上を図り、エコカー減税に適合させる(ロングボディ車のみ)とともに、バンパー下部をボディ同色にするなどの外観変更や、日本国内の三菱車では初めてプレミアムセキュリティアラーム(盗難発生警報装置)を装備するなどの一部改良を行い、12月3日に発売すると発表した。メーカー希望小売価格は289万8000円~463万500円。
さらに、エコカー減税に適合した「EXCEED」(3Lガソリンエンジン、ロングボディ車)グレードをベースに、ブラウンレザー&スエードファブリックコンビネーションシートを採用するなどブラウン色に統一した内装や、SRSサイド&カーテンエアバッグ、18インチアルミホイール&タイヤ、7インチワイドディスプレイHDDナビゲーション[MMCS]などの特別装備を装着して、上質感と機能性を高めた特別仕様車「EXCEED Premium Edition(エクシードプレミアムエディション)」を設定し、同日、発売する。メーカー希望小売価格391万6500円。
今回の一部改良では、燃費・排出ガスなどの性能向上させた。3Lガソリンエンジン搭載車で、エンジン制御の見直しなど改良を施し、10・15モード燃料消費率(国土交通省審査値)をロングボディ車は0.5km/L(平成22年度燃費基準+15%を達成)、ショートボディ車は0.4km/L向上させた(平成22年度燃費基準+5%を達成)。排出ガスについては、触媒の変更などにより浄化性能を向上させ、平成17年基準排出ガス75%低減レベルを達成した。その結果、ロングボディ車がエコカー減税(50%軽減)に適合した。
3.2Lディーゼルエンジン車のエンジンおよびトランスミッション制御の見直しなど改良を施し、10・15モード燃料消費率(国土交通省審査値)を0.2km/L向上させた。
エクステリアは、フロントおよびリヤバンパー下部をボディ同色とすることで、見栄えを向上。「SUPER EXCEED」グレードのウインドシールドモールを光輝タイプに変更し、質感を向上させた。「GR」(ガソリン車のみ)「VR-I」グレードに、新デザインの16インチアルミホイール&タイヤを採用。ボディカラーに新色のコズミックブルーマイカ(モノトーン)と、クールシルバーメタリック/コズミックブルーマイカ(3way2tone、有料色:4万2000円)を追加した。
インテリアは、「EXCEED」「VR-II」グレードに、本革巻のATセレクターレバー、トランスファーレバー&パーキングブレーキレバーを標準設定した。
機能面では、従来のセキュリティアラームをベースに、ガラス破壊、車両の不正移動、バッテリーケーブルの切断などの盗難行為に対して、セルフバッテリー内蔵サイレンの吹鳴とハザードランプが点滅する、日本国内の三菱車としては初めてとなるプレミアムセキュリティアラーム(盗難発生警報装置・国土交通省認可品)を採用した(「GR」「VR-I」グレードを除く)。
また、緊急制動時にブレーキペダルを踏む力を補助するブレーキアシストを、ASTC(アクティブスタビリティ&トラクションコントロール)装着車に追加した。
ほかにも、7インチワイドディスプレイHDDナビゲーションシステム[MMCS]装着車に音声操作が可能なボイスコマンド機能(「GR」「VR-I」グレードを除く)と音声・映像入力端子を、オーディオ装着車には音声入力端子を追加した。
また今回、グレードが見直され、「EXCEED-X」グレード(3.8Lガソリンエンジン、ロングボディ車)が廃止された。
特別仕様車「EXCEED Premium Edition(エクシードプレミアムエディション)」のエクステリアは、ヘッドライトエクステンションをブラック色とし、ルーフ後端にはリヤディフレクターを装着することで精悍な外観とし、ベース車よりも大径の18インチアルミホイール&タイヤ(10本スポーク)を採用し、上質で引き締まった足回りとした。またボディカラーはクォーツブラウンメタリック、ウォームホワイトパール(有料色:3万1500円)、ブラックマイカ、クールシルバーメタリックの4色展開とした。
インテリアでは、欧州仕様の『パジェロ』に設定されご好評を戴いている、ブラウンレザー&スエードファブリックコンビネーションシートを採用し、内装色をブラウンに統一。さらにピアノブラウンパネル&アルミコーティングパネルを採用することで上質なイメージとした。
ほかも、音声操作やハンズフリーなど、多彩な機能を備えた7インチワイドディスプレイHDDナビゲーションシステム[MMCS]を装着(ベース車に標準装備のロックフォードプレミアムサウンドシステムは非装着)し、側面衝突から腕や胸部、頭部を保護するSRSサイド&カーテンエアバッグを装着した。
販売目標台数は特別仕様車を含み、2010年3月までで850台を計画している。
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- [四輪・二輪]三菱自「パジェロ」を一部改良、特別仕様車も設定 2009/12/01 火曜日