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富士重、ロボットの走行プログラム自動生成システム開発

 富士重工業は、エレベータ連動式清掃ロボットシステムなどの自律式走行ロボットの走行プログラムをCADと組み合わせることで自動的に生成するシステムを開発した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施している「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」の一環として開発が進められた。

 従来からの様々な自律式走行ロボットの運用を通じて蓄積してきた走行プログラムをNEDOが進めているソフトウェアに関する技術指針であるRTM(Robot Technology Middleware)に準拠する形で個々にモジュールとして再構築し、システムとして組み込んだ。

 実際に走行プログラムを作成するには、CADで作成した建物の図面上にロボットの走行経路を入力すると、システムが適切なモジュールを自動的に選択し組み合わせることで走行プログラムとして生成する。

 このシステムを活用することによって、ユーザーはロボット走行プログラムに関する知識を要することなく走行プログラムの作成が可能になる上、突発的なプログラム変更に対しても容易に対応することが可能になる。また、入力作業が省かれるなど人の介在を最小限にするため、人為的なミスの低減が期待でき、適正なロボットの運用が可能となる。

 プログラム作成に要する作業時間を約50%削減することができ、効率的な業務推進や人的コストの抑制を図ることが出来る。


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