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スピリット・エアロシステムズ、中国と合弁でMROステーション開設

 【ウィチタ(米カンザス州)19日PRN=共同JBN】スピリット・エアロシステムズ社(NYSE:SPR)は19日、香港飛機工程有限公司(HAECO)と子会社の厦門太古飛機工程有限公司(TAECO)との合弁事業を通じて中国に新しい整備・修理・オーバーホール(MRO)ステーションを正式に開設した。中国・錦江を拠点とするスピリット施設は、社名が太古スピリット・エアロシステムズ(錦江)・コンポジット(Taikoo Spirit AeroSystems (Jinjiang) Composite Co. Ltd.)社となり、アジア太平洋地域全体の航空会社に世界的水準の整備サービスを提供する。

 新しい施設は中国民用航空局認証(CAAC)を受ける過程にあり、ボーイング737NGと777型機のエンジンナセルと部品に特化して部品の修理とオーバーホールを実施する。

 スピリットの補修・部品市場部門のキャロライン・ハームズ副社長兼ゼネラルマネジャーは「HAECO/TAECOと合弁事業を開始するとの計画を昨年発表した後、われわれはこのグローバルな事業拡大が当社の補修・部品市場の成長戦略実行と国際的な顧客に対する長期的な価値創造に新たな一歩前進になると信じている」と語った。

 HAECOのマーケティング担当ディレクターのチュン・マク氏は「われわれは中国でのこの修理施設の開設がアジア太平洋地域の航空会社の修理需要を支援できると期待している」と語った。

 アジアにおける修理ステーションの開設は、スピリットの米カンザス州ウィチタにある北米修理センターとスコットランド・プレストウィックの欧州修理センターの業務を補完することになる。

 詳細はwww.spiritaero.comを参照。

 ▽スピリット・エアロシステムズ(Spirit AeroSystems, Inc.)社について
 米カンザス州ウィチタに本社を置くスピリット・エアロシステムズは、世界最大手の独立系商用航空機アセンブリーと部品のサプライヤーである。カンザス州にある施設のほか、オクラホマ州のタルサとマカレスター、スコットランドのプレストウィック、英国のセームルズベリー、マレーシアのクアラルンプールに施設があり、米ノースカロライナ州のキンストンとフランス・サンナゼールに新しい製造設備を建設中である。米国の同社中核製品には胴体、パイロン、ナセル、翼製品が含まれる。さらに同社は北米、欧州、アジアでスペアパーツ、整備/修理/オーバーホール、フリート・サポートサービスを含むアフターマーケット顧客サポートサービスを提供している。スピリット・ユーロップはエアバスを含む多くの顧客向けに翼構成部品を製造している。


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