独BMWと華晨汽車、750億円投じ中国に工場新設
ドイツ自動車メーカー大手のBMWは12日、中国瀋陽にある中国の中堅自動車メーカーで中国の提携パートナーである華晨汽車との合併工場内に第2工場を新設すると発表。新設費用5億6000万ユーロ(約750億円)を投じ、年間生産台数10万台の増強を目指す。
BMWは03年、華晨汽車との合弁で瀋陽工場を設立し、BMW3シリーズおよび5シリーズの製造を開始。稼動開始以来、6年間の累計生産台数はおよそ15万台を達成し、総投資額は4億5000万ユーロ(約600億円)に上る。
第2工場が完成すれば、年間目標生産台数は現在の4万1000台から7万5000台に拡大される予定で、最終的には年間10万台規模を計画する。今回の工場設立は瀋陽において新たに1000人の雇用を創出し、全体で4300人体制となる。
中国はBMWにとって4番目の規模となる主要市場。2009年の中国における販売台数も成長を維持し、10月単月では9558台(前年比81%増)だった。1月から10月期の累計販売台数は前年比36.7%増の7万1952台(2008年同期:5万2622台)で、現時点で2008年度の通年販売台数を凌いでいる。
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- [四輪・二輪]独BMWと華晨汽車、750億円投じ中国に工場新設 2009/11/14 土曜日