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アジア市場レポート:11月11日
住友化学(TYO:4005)Sydney, Nov 12, 2009 - (ABN Newswire) - 水曜日のアジア各国の市場は主に高値を記録した。前向きな機械受注データや、これを受けて米ドルが円に対して下げを見せたことから日本市場は急騰した。世界銀行総裁のRobert Zoellick氏は今日、シンガポールでの会議において、準備通貨としての米ドルの役割は損なわれていないが、今後10~15年間は中国元がその役割を担う可能性があるかもしれないとコメントした。
中国の税関総局が今日伝えたところによれば、10月の輸出は前年比で13.8%、輸入は6.4%の落ち込みを記録した。先月の貿易黒字は240億米ドルで、9月の129億米ドル、8月の157億米ドルから上昇した。
韓国の失業率は、9月の3.6%から10月は3.4%に低下した。季節調整済みの失業率は9ヶ月間連続で低下しており、アジア第四の経済が堅調に回復していることを示している。
▽企業ニュース
Elpida Memory (TYO:6665)の株価は水曜日上昇を記録した。これはDRAMメーカーである同社が、米国のライバル社Micron Technology Inc(NYSE:MU)に対抗して技術力の増強をするため、台湾のWinbond Electronics Corp (TPE: 2344)に生産の下請けを依頼すると発表したことを受けてのことである。Elpidaは、DRAM市場において世界7位のWinbondに65ナノメータープロセスを採用した極小・最先端DRAMチップの製造技術を提供する。このWinbondとの合意により、Elpidaは台湾の6社のDRAMメーカーのうち4社と提携を結んだことになる。ElpidaのWinboundとの提携により台湾のDRAM産業は、Elpidaサイドと米国のチップメーカーMicron、二つの台湾企業に分断された形になる。今月はじめにElpidaは、別の台湾サプライヤーProMOS Technologies Inc(TPO:5387)とも提携をしている。
中国最大の製鋼所を有するBaoshan Iron and Steel Co Ltd (SHA:600019)は11月のスクラップディスカウントを経て12月の主要鉄鋼商品の価格を引き上げると産業筋が伝えていた。しかし Baosteelはほぼ全ての鉄鋼製品価格を12月も据え置きにする見込みである。Baoshan Ironの価格上昇は、現地の鉄鋼価格が回復していることを受けて市場の予想に合致したものである。
カジノ経営を行っているGalaxy Entertainment Group Ltd. (HKG:0027)は、マカオの旗艦カジノリゾートを1年間の延期を経て2011年の第一四半期に開業させる予定であると発表した。これは今年下半期のマカオカジノマーケットの力強い回復を受けての決定である。中国が広東省の住人に対するビザ規制を緩和したこともカジノ経営企業にとって追い風となっている。Sands China Ltd. (HKG:1928)もまた、同� ��域におけるホテルやカジノ複合施設の建設を再開させる計画である。
Qatar Petroleum International (QPI)とRoyal Dutch Shell PLC (LON:RDSB)は、シンガポールにおける二つのShell Chemicalジョイントベンチャーの権益をQPIが取得するという取決めを交わした。この新たなジョイントベンチャーはQPI & Shell Petrochemicals (Singapore)で、Petrochemical Corp. of Singapore (PCS)の20%の権益とThe Polyolefins Co (TPC)の30%の権益を保有する。住友化学(TYO:4005)主導の日本の合弁企業二社はPCSの50%の権益、TPCの70%の権益をそれぞれ保有している。
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- アジア市場レポート:11月11日 2009/11/13 金曜日