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フォルクスワーゲン、新型ポロ発売 クラス初のDSG搭載

フォルクスワーゲン ポロ
新型ポロ(写真・VWJ)
 フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは20日、国内導入モデルとして最も小型なフォルクスワーゲンである「ポロ」をフルモデルチェンジし、10月31日に全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーを通じて販売すると発表した。

 「ポロ」は1975年に、ゴルフより一回り小さなフォルクスワーゲンのエントリーモデルとして登場して以来、34年間に1060万台以上を販売しているフォルクスワーゲンの人気モデル(日本初導入は1984年)。今回5世代目となる新型「ポロ」は、新デザインのボディ、高い安全性、インテリアの質感向上、走行性能および燃費の向上といった面で飛躍的な進化を遂げ、クラスの水準を塗り替える高品質なコンパクトカーとして登場する。

 新型ポロは、当初1.4コンフォートラインの単一グレードとして設定する。ポロ1.4コンフォートラインには、従来型より最高出力で4kW(5PS)アップの63kW(85PS)を発揮する1.4リッター自然吸気エンジンに7速DSGを組み合わせ、従来モデルを大きく上回る走行性能を獲得。また高効率な7速DSGの採用に伴い、10・15モード燃費は平成22年度燃費基準(ポロクラスの場合16.0km/L)を5%以上上回る 17.0km/Lを実現。ポロシリーズとして初めて政府の「低公害車普及促進等対策費補助金」(エコカー購入補助金)の対象車となり、車齢13年超の経年車の廃車を伴う買い替えの場合、25万円の補助金を受ける事が可能となる。

 新型ポロ1.4コンフォートラインの価格は、昨今の経済情勢や、コンパクトカーへのニーズの増大等を考慮し、先代モデルから据え置きの203万円(税込)と、戦略的な価格を設定した。

 ◆コンパクトなボディに高い質感
 新型ポロのボディは、全長で80ミリ、全幅で20ミリ拡大され、居住性の改善や安全性の向上を図りつつ、全長は4メートルを切り、全幅も1685ミリと5ナンバーサイズに抑えられている。コンパクトなボディの一方で、工作精度はより上級のクルマをしのぐ高い目標を設定し、キャラクターラインの合わせやパネル間の隙間の狭さなど、一見して工作精度の高さを見て取れるレベルを実現。また、インテリアについても同様に、高い質感とソフトな触感を創出したダッシュボードの採用や、パーツ組み付け精度の高さ、ボタンを押した時の節度感など、クラスを超えた水準を実感できる。

 ◆高い安全性
 国内で販売しているフォルクスワーゲンは、全てのクルマにアクティブセーフティに貢献するESP(横滑り防止装置)を標準装備。新型ポロも例外ではなく、ESPに加え、ブレーキアシストや万一の衝突の際の安全性を高める、6エアバッグ、フォースリミッター付シートベルトテンショナー(運転席/助手席)やむち打ち低減ヘッドレストなどを標準で装備する。また、同クラスでは異例ともいえる熱間成形による超高張力鋼板をA、Bピラー、ルーフフレーム、バルクヘッド下部のクロスメンバー等に広く採用し、前面衝突や側面衝突時における室内へのボディの侵入量を大幅に抑制、ユーロNCAPで最高の5つ星を獲得する高い乗員保護性能を与えた。また、同鋼板の採用によりボディの軽量化も同時に実現し、ホワイトボディで7.5%の軽量化が図られ、動力性能や燃費性能の向上にも貢献。

 ◆最高の燃費と大幅に高められた運動性能>
 ポロコンフォートラインで採用する1.4リッター自然吸気エンジンは、従来型に対しインジェクターやECUの変更等を行い63kW(85PS)の最高出力を発生する。またこのエンジンに最適化された乾式デュアルクラッチの7速DSGが組み合わされ、軽量ボディとあいまって過去最高の低燃費を実現した。また、ローギヤードの7速DSGが組み合わされた結果、動力性能も0-100km/h加速で従来型の14.3秒から、11.9秒(ドイツ計測値)へと大幅に高められ、15インチタイヤの採用や、40ミリ拡大されたトレッドとあいまってコンパクトなボディを更にきびきびと走らせることが可能となった。


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