トヨタ自動車「レクサスLS」一部改良、高級感さらに追求
LS600hL=ブラックオパールマイカ=
LS460“version U・I package”=プレミアムシルバー=
(上下写真・トヨタ自動車) トヨタ自動車は16日、高級車ブランドであるレクサスLSシリーズのLS460、LS460Lならびに、LS600h、LS600hLを一部改良を行い、LS460シリーズは16日に、LS600シリーズは11月9日に発売すると発表した。
今回の一部改良では、洗練された内外装と、走行性能を更に追い求めた「version SZ(LS460に設定)」、後部座席における“おもてなし”感を充実させた「version UZ」等の新仕様の追加により、ラインアップを更に魅力的にした。
また、すり傷に対し高い耐性をもつ新開発のクリア塗装「セルフリストアリングコート」の採用をはじめ、安全・快適装備を一段と充実を図り、レクサスブランドの頂点にふさわしい高級車の最高峰を追求している。
具体的には、外装では、レクサスのデザインフィロソフィー「L-finesse(エル・フィネス)」の表現を進化させ、フロントのグリル・ヘッドランプ・バンパー、リヤのコンビネーションランプ・バンパー、18インチアルミホイールの意匠変更、サイドターンランプ付のドアミラーの採用などにより、LS460、LS460Lは一段とダイナミックなスタイル、LS600h、LS600hLは一段と先進的なスタイルとし、それぞれの個性を強調している。
外板色には、新開発のラピスラズリマイカなど、LS460、LS460Lは新色4色を追加し全10色、LS600h、LS600hLは新色5色を追加し全11色の設定とした。
内装では、シート・ドアトリム・ルーフ・本木目パネルに個性豊かな素材・カラーを設定したうえ、シート・インストルメントパネルの各ステッチカラーを選択可能とし、それぞれを組み合わせることで、3万通り以上のコーディネートが楽しめる内装カスタマイズプログラム「L-Select」を一部仕様にオプション設定している。
また、視認性に優れたカラーTFT*1液晶を使ったファイングラフィックメーターの標準装備(LS460、LS460Lはオプション設定)や、センタークラスターの意匠変更、オーディオダイヤルへのアルミ材の採用などにより、上質な室内空間を演出している。
ラインアップとしては、専用チューニングを施したトランスミッション・サスペンションや、専用の高性能ブレーキ、19インチ鍛造アルミホイールなどにより、走りの楽しさを追求したLS460“version SZ”、LS460“version SZ・I package”を新設定。LS460L/LS600hLの最上級仕様として、リヤシートリラクゼーションシステム(左後席)を標準装備するなど、後席の『おもてなし』を充実したLS460L/LS600hL“version UZ(4人乗り/5人乗り)”を新設定している。
安全性能の面では、むち打ち傷害軽減に寄与するアクティブヘッドレストや、対向車や先行車に加え周囲の明るさなどの状況を認識し、ハイビーム/ロービームを自動的に切り替えるオートマチックハイビームを全車にそれぞれ標準装備させたほか、プリクラッシュセーフティシステム(ドライバーモニター付ミリ波レーダー・ステレオカメラフュージョン方式)に、ドライバーの眼の開閉状態を検知する機能の追加。高速道路などで車線を逸脱した場合、注意喚起などステアリング操作を支援するレーンキーピングアシストを、従来より設定のあるLS460、LS460Lに加え、LS600h、LS600hLにも新設定するなど、高級車にふさわしい装備を採用し、先進の安全性能を追求している。
ほかにも、ショーファーカーにふさわしい乗り心地を実現した専用サスペンションと専用タイヤからなるコンフォートライドをLS460L/LS600hLにオプション設定したほか、従来のランバーサポートよりも低い位置で調整が可能で、より自然で快適な姿勢に近づけることができ、バイブレーターも備えたペルビックサポートシートや、ヘッドレストの両端が可動することで頭部のサポート性を高める大型ヘッドレストを後席に標準装備(除く一部仕様)させた。
また、プッシュボタンスタートスイッチのON・OFFやシートベルトの脱着により、運転席シートが自動的に前後にスライドし、スムーズな乗降をサポートするパワーイージーアクセスシステム 運転席オートスライドアウェイ&リターンメモリー機能)を全車に標準装備し、インテリジェントパーキングアシスト(駐車空間認識機能付)に、ハンドル操作のタイミングと後退開始位置への到達を案内するプレサポート機能と、車庫入れ動作中も駐車目標位置を補正し続けるビジュアルサーボ機能を追加。
スペアタイヤレスのパンク修理キットを全車に標準装備しラゲージ容量を約50L拡大。LS600h、LS600hLではハイブリッドバッテリーの小型化などにより、さらに約40L拡大し、ラゲージ容量を合計で約90L拡大したほか、高度道路情報システムITS技術の活用により、ナビゲーションと連動し、安全運転を支援する交通情報の提供を行うほかETC機能も備えたDSRCユニットをオプション設定するなどして、一層充実した『おもてなし』を演出している。
車両価格帯は、LS460が796万から1062万円。LS460Lが1081万から1247万円。LS600hが1000万から1280万円。LS600hLが1370万から1550万円。月販目標台数は550台を設定している。
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- [四輪・二輪]トヨタ自動車「レクサスLS」一部改良、高級感さらに追求 2009/10/16 金曜日