欧州とウズベキスタン、経済提携拡大を討議
【ジュネーブ5日PRN=共同JBN】ウズベキスタンと欧州の経済関係を深める可能性についての国際ラウンドテーブルの討議が2009年10月1日、ジュネーブのパレデナシオン(国連欧州本部)で行われた。
この催しはジュネーブのウズベキスタン国連欧州本部常駐代表部のグルナラ・カリモワ大使の主導で開催された。この会議のアイデアは他の国連機関(国連貿易開発会議=UNCTAD、国連欧州経済委員会=UNECE)、国際貿易センターからも積極的なサポートを受けた。
このラウンドテーブルは、国家経済の多様化に関するウズベキスタンと欧州の経験、双方の経済発展におけるエネルギー、輸送、貿易の役割、ウズベキスタンが欧州企業に提供する投資機会-の3テーマにそれぞれ集中したセッションで構成されていた。
国連事務総長の代理としてUNECEのヤン・クビス事務局長、UNCTADのスパチャイ・パニチャパック事務局長がカリモワ大使に続いて会議を開会した。UNCTAD、UNECEともウズベキスタン内外での貿易と海外直接投資の促進を助けるために協力することに喜びを表明し、将来への持続可能でグリーンな投資の重視を表明した。
この催しには多くの国、多くのビジネス分野の上級代表が出席した。すべての出席者がより強力な欧州連合(EU)-ウズベキスタン関係の構築に真の関心を表明し、ビジネス分野はウズベキスタン国内でのビジネスチャンス追求に一層の関心を示し、すでに2010年春の視察旅行実施が検討されている。インフラ、エネルギー資源、地理的条件が重要な問題であることが強く重視された。
UNCTADはウズベキスタンにおける官民提携と企業の提携関係の発展を強調し、投資政策の改正を支持したが、世界銀行の代表者たちは水の安全確保、エネルギー分野の問題を重視し、ウズベキスタン-EUのビジネス統合手続き全体の開放を積極的に支持した。
グルナラ・カリモワ大使はウズベキスタンに欧州ビジネス社会ないし共同体を設立するアイデアを示し広く受け入れられた。UNECEとUNCTADはこのアイデアを強く支持しその発展を約束した。欧州とのビジネスプロセスを変化させるというカリモワ大使のビジョンと決意は広く称賛された。
このラウンドテーブルはカリモワ大使が開始し、主導しているウズベキスタンの公共機関、特殊機関であるウズベキスタン文化芸術フォーラム財団、政治研究センターの支持を受けて開催された。
▽グルナラ・カリモワ大使について
ジュネーブの国連欧州本部ウズベキスタン常駐代表、ウズベキスタン文化芸術フォーラム財団評議員会議長、社会計画支援基金、政治研究センターの主唱者、創立者で、自国では多くの華やかな経済、社会、文化、芸術、慈善プロジェクトで有名である。カリモワ大使は、児童、若者、専門家の個人、キャリアの開発をサポートし、女性に助成金やマイクロクレジットを提供し、地方での社会的インフラ発展についての全国規模のプロジェクトを開始し、その他の多くの重要な活動を行っている5つの公共団体、非政府財団の後援者である。
http://www.gulnarakarimova.com
▽ウズベキスタン文化芸術フォーラム財団について
2004年に設立され、国際レベルにまで活動を急拡大しているウズベキスタン最大の公共団体である。同財団はタシケント、モスクワ、北京、東京、パリ、ジュネーブ、ウィーンに事務所がある。ロシア、エジプト、中国、日本、フランス、ルクセンブルク、ベルギー、オーストリア、ドイツ、スイスの重要なパートナーとの文化的接触を確立した。現在、世界各地でウズベキスタン芸術文化展を開催し、関心領域を経済発展、奨学金の基金集め、科学的研究、スポーツ、教育への寄付を含むプロジェクトにまで拡大している。これまでに230万人が基金フォーラムによる活動の恩恵を受けている。財団の活動はユネスコ、ブリティッシュ・カウンシル、ユニセフ、JICAなど世界の有名な非政府組織との協力協定にも基づいている。
http://www.fundforum.uz
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- [国際情報]欧州とウズベキスタン、経済提携拡大を討議 2009/10/06 火曜日