スピリット・エアロシステムズ、3億ドルの私募債売却完了
【ウィチタ(米カンザス州)1日PRN=共同JBN】スピリット・エアロシステムズ・ホールディングス社(NYSE:SPR)の全額出資子会社スピリット・エアロシステムズ(Spirit AeroSystems, Inc.)は1日、先に公表した2017年に満期を迎える元本総額3億ドル、表面金利7・5%の優先無担保社債の私募発行を完了したと発表した。
この社債は修正1933年米証券法ルール144AとレギュレーションSに基づき私募形式で発行された。債券の発行価格は元本の97・804%相当額。募集の総売上高は約2億9340万ドルだった。募集の純売上高は一般的な企業目的のために貸し手の制約をいささかも弱めることなくスピリットの既存の優先担保付き回転信用枠に基づく借入額返済に使用し、売り出しに関連して発生する手数料と諸費用の支払いに充てられる。
このプレスリリースはこれら債券の売却オファーあるいは購入オファーの勧誘を構成するものではなく、このようなオファー、勧誘、売却が違法である法的管轄区域でオファー、勧誘、売却を構成するものでもない。売り出し予定の債券は米証券法もしくは適用州証券法に基づく登録がなされておらず、今後登録されることもなく、証券法および適用州証券法の登録なしにあるいは登録要件の適用除外により米国内でオファー、売却されることはない。
ウェブサイト:http://www.spiritaero.com
▽スピリット・エアロシステムズ社について
米カンザス州ウィチタに本社を置くスピリット・エアロシステムズは世界最大手の独立系商用航空機アセンブリーと部品のサプライヤーである。カンザス州にある施設のほか、オクラホマ州のタルサとマカレスター、スコットランドのプレストウィック、英国のセームルズベリー、マレーシアのクアラルンプールに施設があり、米ノースカロライナ州のキンストンに新しい製造設備を建設中である。米国の同社中核製品には胴体、パイロン、ナセル、翼製品が含まれる。さらに同社は北米、欧州、アジアでスペアパーツ、メンテナンス/修理/オーバーホール、フリート・サポートサービスを含むアフターマーケット顧客サポートサービスを提供している。スピリット・ユーロップはエアバスを含む多くの顧客向けに翼構成部品を製造している。
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- [航空・宇宙]スピリット・エアロシステムズ、3億ドルの私募債売却完了 2009/10/03 土曜日