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三菱自がEVバッテリーシステム初供与、電動ごみ収集車に搭載

極東開発 電動ごみ収集車
EVバッテリーシステムを搭載した極東開発製の電動ごみ収集車(写真・三菱自動車)
 三菱自動車工業は28日、新世代電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」に搭載のバッテリーシステムを極東開発工業に供給し、極東開発は、同システムを使い、車両後部のごみ圧縮装置を電動で駆動させる「電動ごみ収集車」を開発したことを発表した。三菱自動車ではアイ・ミーブ搭載のコンポーネントを供与するのは今回が初めてのケース。

 現行のごみ収集車の圧縮装置は、車両のエンジンから取り出した動力で作動させるため、ごみの収集・排出作業を行う度にエンジンを作動する必要があり、環境への負荷や騒音面での課題があった。

 極東開発では電動式のごみ収集車の開発に数年前から着手。三菱自動車の電気自動車バッテリーシステムを採用することで、電気で圧縮装置を駆動する「電動ごみ収集車」を開発した。

 電動ごみ収集車は、圧縮装置の動力源をエンジンからバッテリーに変更したことで、作業時のCO2排出量を従来に比べて約75%削減できるほか、作業時のエンジン音や排気ガス排出量を無くした。また、超低騒音で作業ができるため早朝や深夜、ビル内での作業も可能となった。バッテリーはリチウムエナジージャパン製。

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