デンマーク外務省、ＣＯＰ１５でグーグルと協力
【コペンハーゲン・ニューヨーク２２日ＰＲＮ＝共同ＪＢＮ】デンマーク外務省は２２日、国連気候変動枠組み条約第１５回締約国会議２００９（ＣＯＰ１５）を主催するデンマーク政府を代表して、グローバルなインターネット企業のグーグル(Google)と協力することを発表した。
この協力の狙いは、１２月にコペンハーゲンで開催されるＣＯＰ１５の前段階および開会中に気候変動へのグローバルな取り組みを強化することである。
今回の協力には、以下のような多数のオンライン上のイニシアチブが含まれている：
▽「みんなの声をあげよう」ＣＯＰ１５ユーチューブ（YouTube）・チャンネル（http://www.youtube.com/cop15）
デンマークは、オンライン・ビデオ共有ウェブサイトのユーチューブのユーザーが気候変動に関する自らの考えを共有化し、彼らの声が同会議に届くことを可能にする。同チャンネルを通じて、ユーザーは自らの意見や疑問を寄せ、気候変動のオピニオンメーカーに応答したり、オピニオンメーカーが製作したビデオを見たりすることができる。このチャンネルではまた、ユーザーが同会議自体の舞台裏のビデオを見ることもできる。ビデオはＣＯＰ１５の期間中に、会議に集まった世界の指導者に見せられるし、指導者は会議のその場で自らの意見を録画する機会もある。
▽グーグルアース（Google Earth）で気候変動の可視化（http://www.google.com/cop15）
グーグルは、気候変動に関する政府間パネル（IPCC）、気候変動枠組み条約（UNFCCC）、国際的な科学コミュニティのデータと連動して、グーグルマップ（Google Map）とグーグルアースで気候変動の過程を可視化した。例えば、ユーザーは地域ごとの温室効果ガス排出、気候変動の予測結果の可視化された映像のほか、ナレーション付きの（気候変動の）緩和・適応の諸相のバーチャルツアーを見ることができる。
▽気候のために一丸となって取り組む
多数の異なった組織はＣＯＰ１５開会までの期間にアウトリーチの努力（公共支援活動）を展開している。これらすべてのキャンペーン活動を一体化するために、デンマークの「みんなの声をあげよう」ＣＯＰ１５ユーチューブ・チャンネルのユーザーは、国連公式活動の「交渉の妥結を」（Seal the Deal)のイニシアチブ、ユニセフの「気候のために団結を」(Unite for Climate)の若者キャンペーン、ホペンハーゲン(Hopenhagen)・キャンペーン、チャールズ英皇太子の「熱帯雨林プロジェクト」（Rainforest Project）、Ｔｃｋ・Ｔｃｋ・Ｔｃｋキャンペーンなどのその他主要なキャンペーン活動を訪問することができる。
デンマークとグーグルとの協力の下での上記活動に加え、グーグルは米ＣＮＮテレビと協力して、ＣＯＰ１５の期間中にタウンホールで行われる討論会を世界に向けテレビ中継する。このようにして、「みんなの声をあげよう」ユーチューブ・チャンネルに提出された疑問は世界中のオーディエンスに放送される。
デンマークとグーグルとの協力については２２日、デンマークのラース・ロッケ・ラスムセン首相がニューヨークでの国連気候変動サミットで発表する。このイベントのビデオ放映は、ＣＯＰ１５「みんなの声をあげよう」ユーチューブ・チャンネルで見ることができる。
このユーチューブ・チャンネルにはデンマークのフレデリック皇太子とラース・ロッケ・ラスムセン首相による「行動への呼び掛け」もある。
ウェブリンク：
＊ＣＯＰ１５「みんなの声をあげよう」ユーチューブ・チャンネル：http://www.youtube.com/cop15
＊グーグルアースの気候変動の可視化：http://www.google.com/cop15
＊COP15.com－気候変動関連ニュースと会議情報：http://www.cop15.dk
＊COP15 「気候を考える人たちのブログ」（Climate Thinkers Blog）: http://www.blog.cop15.dk
＊ツイッターのＣＯＰ１５：http://www.twitter.com/cop15
＊フェースブックのＣＯＰ１５：http://www.facebook.com/cop15
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- ［国際情報］デンマーク外務省、ＣＯＰ１５でグーグルと協力 2009/09/24 木曜日
