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世界のホテル料金が17%下落、ホテルズ・ドットコム調査

 【ロンドン15日PRN=共同JBN】最新のホテルズ・ドットコムのホテル料金指数(Hotels.com Hotel Price Index)によると、世界のホテル客室料金の平均は2009年前半の6か月に17パーセント低下した。

 2009年6月のホテル料金は前年同月比で6分の1(33・33パーセント)以上も下落し、客室料金は「ホテル料金指数」(HPI)がスタートした2004年1月の水準より1パーセント高いだけだった。

 客室料金(注)の17パーセント落下は、すべての大陸にわたる料金下落によって加速された。

 中南米地域の料金は最大幅で下落し、2009年前半は前年同期比18パーセントの低下となった。北米地域のホテル客室料金は前年同期比で17パーセント下落、欧州の料金もほとんど変わらずの同16パーセントの下落となった。

 アジア地域のホテル料金はこれまで米国や欧州より好調を保ってきたが、2009年前半に急落、前年同期比平均17パーセント低下した。

 カリブ海地域のホテル料金は2009年前半でわずか2パーセントの下落となり、一桁の下落にとどまった。

 ホテルズ・ドットコムの「ホテル料金指数」は、広告表示料金ではなくホテル部屋当たり支払われた実質料金を追跡している。それは、世界中の1万3000カ所、7万8000軒のホテルで顧客が実際に支払った料金に基づいている。

 最新の「ホテル料金指数」は期間2009年1月から6月までのホテル料金を前年の同期間と比較して、調査している。

 ホテルズ・ドットコム・ワールドワイドのデービッド・ロッシュ社長は「消費者需要の減退で意気消沈するような影響が生じたうえに、ホテルの収容可能数が急激に増加したことによってその影響の度合が大きくなった。2009年前半にはホテル部屋がかつてなく増大し、(ホテル業者は)先細りする顧客の流れを獲得しようと追い求めた。そして、この『ダブルパンチ』が世界で17パーセントの料金低下を招いた。需要が後退するにつれ、ホテル経営者はホテルのフロアーを閉鎖し、サービスと料金を切り詰め、当面の販売促進とはっきりと分かる特性を持った市場を作り上げた」と語った。

 (注)「ホテル料金指数」は、ホテルズ・ドットコムが営業活動する市場のそれぞれで販売された部屋数に基づく加重平均を使用して、世界中のホテルズ・ドットコムの顧客によって1部屋当たり支払われた実売料金を追跡している。

 「ホテル料金指数」の詳細はウェブサイトhttp://www.hotels.co.uk/press/hotel-price-index.htmlを参照。


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