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マツダ「CX-7」一部改良、質感、走行性能を大幅に向上

CX-7
マツダCX-7クルージングパッケージ(写真・マツダ)
 マツダは8日、スポーツカーとSUVの特長を融合させたクロスオーバーSUV「マツダCX-7」を一部改良し、販売を開始した。

 今回の改良では、「洗錬」をテーマに、5角形ロアグリルをより強調したフロント外観にするとともに、メタル調の装飾を室内の各所に追加する等、全体的に躍動感と上質感を強調したデザインとした。

 走行性能では、全車に搭載の「MZR 2.3L DISI(直噴)ターボエンジン」を、燃焼室形状や燃料噴射タイミングを見直すことで燃焼効率を向上。ターボの過給圧特性を最適化することで、応答性が良く、スムーズに立ち上がる加速フィーリングを実現した。また、速自動変速機(マニュアルモード「アクティブマチック」付)は、シフトパターンを最適化するとともに、スリップロックアップ制御の領域を拡大。エンジンの燃焼効率の向上や、ブレーキ不使用時の摩擦の低減等によって、2%の燃費改善に寄与している。

 他にも、ドアの開口部付近やリアホイールハウス周り等を補強することによりねじり剛性を5%向上することで操縦安定性や乗り心地を向上。また、足回りやエンジンルーム周り等に吸音材を新たに追加し、ボディ剛性の強化や、風騒音に対する対策によって、静粛性を改善した。

 環境・安全性能について、経済的な運転をサポートする燃費計やエコランプを新設するとともに、「リアビークルモニタリングシステム(RVM)」や「エマージェンシーシグナルシステム(ESS)」といった先進の安全装備も新たに採用。

 「CX-7」の機種構成はベースの「CX-7」と上級装備を採用した「CX-7 Cruising package(クルージングパッケージ)」の2種類。メーカー希望小売価格は消費税込みで295万円から358万円。

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