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三菱重工、機械・鉄構事業関連グループ再編・統合へ

 三菱重工業は7日、10月1日付で、機械・鉄構事業関連グループ会社を再編・統合することを発表した。横浜地区の三菱重工環境エンジニアリングと菱和エンジニアリングを統合するほか、神戸地区のグループ5社の機械・鉄構部門を1社に集約・統合する。グループ全体の経営効率化と事業強化を推進するのが狙いで、事業拡大と収益基盤の安定化をはかっていく。

 横浜地区では、三菱重工環境エンジニアリングと菱和エンジニアリングを合併して10月1日付で新会社を「三菱重工環境・化学エンジニアリング」を発足させる。両社が保有するエンジニアリングリソースを集約して、三菱重工の環境・化学プラント事業部と連携。廃棄物処理装置、石油・化学プラント、排煙脱硫装置、CO2回収装置などの分野における、EPC(設計・調達・建設)、アフターサービス、保守・運転などを幅広く手掛けていく。

 神戸地区グループ5社の機械・鉄構部門は集約・統合後、新会社「三菱重工メカトロシステムズ」を発足させる。水処理装置などを手掛ける神菱ハイテックを承継・存続会社とし、三菱重工地中建機と神菱技術サービスエンジニアリングを合併、三菱重工環境エンジニアリングの水処理装置・集塵装置等と、西菱エンジニアリングの機械・鉄構部門を会社分割により承継して発足する。主な事業製品は、水処理・集塵装置、料金収受機械、地中建機、試験・検査装置。設計エンジニアリング業務を複数社に並列発注している現状を改め、管理・営業・エンジニアリング機能を集約してリソースの効率的運用をはかる。

 三菱重工は10月1日付で、機械・鉄構事業本部に事業部制を新たに導入し、「環境・化学プラント」(横浜)、「交通・先端機器」(三原/神戸)、「機械」(広島)の3事業部を設ける。今回のグループ会社再編はこの機構改革に伴うもので、三菱重工環境・化学エンジニアリングは環境・化学プラント事業部と、三菱重工メカトロシステムズは交通・先端機器事業部とそれぞれ連携して、経営効率化と事業強化をはかっていく。

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