２００９年前半は目標突破、ヌクレトロンが年間見通し修正
【フェーネンダール（オランダ）３日ＰＲＮ＝共同ＪＢＮ】放射線腫瘍治療法の世界リーダーであるヌクレトロン（Ｎｕｃｌｅｔｒｏｎ）は３日、２００９年前半の財務実績は好調だったと発表した。世界の経済状況が困難であるにもかかわらず前半の業績は予測を上回った。
純売上高は５１２０万ユーロで、前年同期との同等比較ベースで３％の増加だった。ＥＢＩＴＤＡ（金利、税金、償却前利益）は６３０万ユーロで、前年同期の４１０万ユーロに比べ５３％増だった。業績が好調なため、同社は年間のＥＢＩＴＤＡは１９００万ユーロに増加すると見込んでいる。
ヌクレトロンのヨス・ラメルス最高経営責任者（ＣＥＯ）は「２００９年の前半６カ月は技術革新に対する集中の改善、マーケティング努力の強化による成果が出た。上級経営陣は優秀な経歴を持つ新メンバー３人の任命で強力になった。マーケティング、販売におけるわが社の強さとイソドーズ・コントロール社の研究、開発能力の結合でヌクレトロンはブラキセラピー（小線源療法）の世界リーダーの１つになれるだろう。今後数か月間に多くの製品リリースが予定されているので、わが社は２００９年の目標を上回る道を進んでいる」とコメントしている。
２００９年前半に実現したいくつかの前進の１つとして、ヌクレトロンは乳がん治療用の革命的なソリューション提供のため、アドバンスド・ラディエーション・セラピー（ＡＲＴ）社と提携した。アキュブーストによって臨床医は照射目標を直接腫瘍部分に定めるために、標準的なマンモグラフィー（乳房Ｘ線撮影）で使われているのと同じ画像誘導を使うことができる。これによって照射をより正確にがん部分に向けることができ、治療中に患者の健康な器官を保護することができる。イソドーズ・コントロールとの事業協力はすでに実行されている。この提携関係によって臨床医はヌクレトロンの主導権とブラキセラピーにおける強さ、イソドーズ・コントロールの技術革新の実績から利益を得られる。
さらに、ヌクレトロンは放射線療法の治療計画における最新の進化の成果を発売した。オンセントラＭＢＳのモデル・ベースの区分、オンセントラＶＭＡＴによる強度変調回転放射線治療は質を確保し、治療計画の作成に必要な時間を劇的に減少させる。
ウェブサイトはhttp://www.nucletron.com。
▽ヌクレトロンについて
ヌクレトロンは放射線腫瘍治療法の世界リーダーで、臨床チームと協力して患者介護を改善する革新的なソリューションを実現させている。統合製品、ソフトウエア、サービスを通じて、放射線治療法の最高の選択肢を提供するために努力している。ヌクレトロンの哲学にとって決定的に重要なのは、顧客とソリューション・プロバイダーの間の伝統的な境界を変える個々の臨床チームとの緊密な協力関係の確立である。多くのヌクレトロン従業員は腫瘍治療について臨床経験を持っており、臨床医の複雑なニーズについて深い理解を提供する。
（了）
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- ［国際情報］２００９年前半は目標突破、ヌクレトロンが年間見通し修正 2009/09/05 土曜日
