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ソニー、米州向け液晶テレビ工場を台湾企業に譲渡へ

 ソニーは1日、台湾・鴻海精密工業と、米州における液晶テレビの生産について戦略的な提携関係を構築することに合意したと発表した。ソニーグループが所有するソニーバハカリフォルニアの株式90%、および主に米州向けの液晶テレビを生産するメキシコのソニーバハカリフォルニアのティファナ工場の生産関連の資産を、鴻海精密工業へ譲渡する。

 これにより、ソニーバハカリフォルニアは、鴻海精密工業90%、ソニーグループ10%の出資比率となる。株式および資産の譲渡完了後も、ソニーの米州向け液晶テレビ生産の重要拠点というティファナ工場の位置づけは変わらないとしている。また、ティファナ工場の現在の従業員の雇用は、そのまま引き継がれる。

 ソニーは、液晶テレビ事業における社内のリソースを、商品の差異化につながる技術開発や設計、デザイン等の業務に集中。生産分野では、外部のリソースを積極活用することで固定費その他のコストの削減を進め、収益改善と事業の拡大を促進する。


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