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ボーイング、787型機09年末に初飛行、量産体制は4年後

ボーイング 787
特別塗装した787フライトテスト5号機(写真・ボーイング)
 米ボーイングは28日、次世代航空機「787ドリームライナー」のファーストフライトを09年末までに、初号機の納入は2010年第四半期を予定とする新たなスケジュールを発表した。機体側部(主翼と胴体の結合部分)の補強が必要とし6月にファーストフライトの延期を発表していた。

 今回発表された新スケジュールでは、フライトテストと認証取得に要する日数に考慮し、数週間の余裕を持たせている。初号機納入後、月産10機体制に入るのは2013年後半を計画する。

 現在、787は、機体側部補強の初期テストが完了し、接続部の構造を完全化するデザインも最終段階に入ってる。今回の問題が明らかとなった静止テストは再度繰り返し、ファーストフライトを実施する前に完全分析が行われる。

 疲労テストは、改善したストリンガー部位の長期耐久性確認のために実施する。テスト機の初号機と静止テスト機は、改良の実施に向けて準備が完了しており、作業は2~3週間以内に開始される予定。

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