東芝、中国で水力発電設備約30億円を受注 事業強化へ
東芝は２１日、中国で水力発電設備の製造・販売を手掛ける同社子会社の東芝水電設備（杭州）が、江西省で２０１１年１１月末に運転開始される予定の石虎塘発電所向け水力発電設備を受注したと発表した。出力２０．６ＭＷ（２万６００ｋＷ）級バルブ式水車及び発電機６セットで、受注金額は約３０億円。最初の納入は２０１１年５月までに行われる予定。
中国の水力発電所の新規建設市場は世界市場の約５割を占める。急速な経済発展を背景に電力需要の増大や環境に配慮した再生可能エネルギーへの需要高まりから、中国での水力発電設備容量は２０２０年までに３００ギガワット強と、２００８年の２倍の規模を見込んでいる。
同社では、水力発電設備事業を原子力発電、地熱を含む火力発電事業と並ぶ重要な事業として位置付けており、今後、東芝水電設備と共に中国における受注活動を強化。北米、インド、東南アジア等の市場においても水力発電設備の受注を目指す。
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- ［電力・発電］東芝、中国で水力発電設備約30億円を受注 事業強化へ 2009/08/21 金曜日
