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アロット社が包括契約、モバイルオペレーターグループと

 【ボストン(米マサチューセッツ州)13日PRN=共同JBN】ディープパケットインスペクション(DPI) 技術に基づくIPサービス最適化と収益を創出するソリューション・リーダーであるアロットコミュニケーションズ社(ナスダック:ALLT)は13日、グローバル・ティアワン・モバイルオペレーターグループとの包括契約を発表した。同社が受領する当初受注額は約500万ドル相当である。初期受注には既に納入済みのまでのアロット・サービス・ゲートウェーの広範な世界的展開も含まれる。現在展開中のアロット・ソリューションは、多数の国の地域オペレーターにインストールされ、6000万以上の加入者にまとめてサービス提供することになる。

 第3世代(3G)移動体通信システムの標準化プロジェクトである3GPP標準規格に準拠するこのソリューションは、公平制御利用によるネットワーク管理を確保し、契約者の体感品質(QoE)を最大化するよう設計されている。同ソリューションによってオペレーターは、ネットワーク・リソースをインテリジェントに管理し、帯域幅利用を最大化しながらもそれぞれの加入者にネットワークアクセスを平準化することができる。ソリューションのカギとなるのはアロット独自の加入者およびアプリケーション認識技術であり、トラフィックをリアルタイムに識別して、ネットワーク動向にリアルタイムの可視性をもたらす。

 アロットコミュニケーションズのラミ・ハダール最高経営責任者(CEO)兼社長は「今回のビジネスは、モバイル市場が加入者にサービス提供する方法に大きな変化をもたらす可能性を持っている。モバイル向けブロードバンドは業界の期待をさらに上回って伸長しており、オペレーターにとって当面の変化は信頼できるソリューションを展開して、それらを積極的にネットワークに統合し、データ・トラフィック激増に対する管理を支援するとともに将来に向けて新たな収入の機会を生み出すことである。アロットはこれらの問題に正面から対応する経験と専門知識を兼ね備えている」と語った。

 ▽アロットコミュニケーションズ(Allot Communications Ltd)について
 アロットコミュニケーションズ(ナスダック:ALLT)は、デジタル加入者線(DSL)、無線とモバイル・ブロードバンド接続事業者、サービスプロバイダー、企業向けインテリジェントIPサービス最適化ソリューションの有力プロバイダーである。アロットのハードウエア・プラットフォームとソフトウエア・アプリケーションの豊富なポートフォリオは、ブロードバンドパイプをスマートネットワークに移行し、付加価値インターネット・サービスを素早く効率的に展開することができるディープパケットインスペクション(DPI) 技術を活用している。同社のスケーラブルで通信事業者級のソリューションは、可視性、セキュリティー、アプリケーション制御、契約者管理を提供する。これらはインターネット・サービス提供を管理し、ユーザーの体感品質(QoE)を保証し、運用経費を抑制し、ブロードバンド・ネットワークの収益を最大化するための必須要件である。


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