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日産とジヤトコが次世代CVTを共同開発、摩擦30%低減

次世代CVT
次世代CVT(写真提供・日産自動車)
 日産自動車とジヤトコは22日、小型軽量化と摩擦を低減させた次世代の無段変速機「CVT」を共同で開発したと発表した。次世代CVTは、従来のベルトによる無段変速機に加え、副変速機を備える独自の構造を採用したもので、これまでの同級のCVTと比べ、摩擦を最大で30%低減、変速比幅を20%以上拡大させた。

 変速比幅は、変速比幅7.3と、これまでの同級のCVTと比べ20%以上変速比幅を拡大させたことで、有段ATとの比較で、大排気量車等に搭載されている7速ATを超え、世界最大の変速比幅となり、反応が良い発進加速と、高速走行時の静粛性の向上を実現した。

 また、世界初となる、ベルトによる無段変速機と副変速機の組み合わせという、独自構造を採用することで、従来の同クラスのCVTに比べ10%全長を短縮し、13%の軽量化を実現した。

 他にも、加減速、登坂・降坂など運転状況に応じて最適なギアを選択する制御技術である「アダプティブシフトコントロール」(ASC)を採用することで、発進・加速性能などの運転性の向上を図っている。


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