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三井造船、ディーゼルエンジン新組立・試験運転工場稼動

 三井造船は21日、玉野事業所(岡山県)機械工場で建設を進めてきたディーゼルエンジンの新組立工場(重機工場D棟)が完成し、本格稼働を開始したと発表した。

 今回建設した工場は、全生産台数の約4割を占めるシリンダーの口径が500ミリメートルのディーゼルエンジンの組立・試験運転を行う工場。同型機関はこれまでもタクト生産方式を採用し、5日で1台の組立、試験運転を行なっていたが、新工場では3日に1台行い、年間80台(約100万馬力)の製造を予定している。

 運転台は2面あり、運転後は揚重能力が350トンの天井クレーンで解体することなく一体で出荷が可能。また、これまで分散していたエンジンの各ブロックの部分組立ステージを工場内に配置し、組立用部品の集荷の簡素化や各ブロックの工場間移動の軽減を図っている。


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