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米ボーイング、ヴォートの787部位製造施設を買収

 米ボーイングは7日(現地時間)、ヴォート=エアクラフト=インダストリー(ヴォート)と、同社サウスカロライナ州施設の買収で合意し、施設及び開発を進めている次世代型航空機「787」のプログラム関連業務を管理下に置くことを発表した。買収金額は約5億8000万ドル(約540億円)。

 【787型機に関する記事

 ヴォートでは現在、炭素繊維複合材を素材とする787型機後胴部の組立てやシステムの組み入れなどを進めているほか、737型機、747型機、767型機、777型機、C-17、V-22などのボーイング社プログラムに携わっており、買収後も引き続き業務に携わっていくとしている。

 今回の買収に対し、ボーイング民間航空機部門社長兼CEOのスコットカーソン氏は、「ヴォートの施設や優秀なスタッフと一緒になることで、ボーイングの787型機プログラムはさらに能力を高めることになり、今後の製造レートの引き上げに向けた生産性や効率性の向上に拍車をかけ、大型部位の開発・製造力も増強する」と述べている。

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