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三菱電機、住宅用太陽光発電の施工研修施設を新設

 三菱電機は6日、国内住宅用太陽光発電システムの施工品質を確保する施工店向け研修施設として、中津川製作所京都工場(京都府長岡京市)の敷地内に「三菱電機住環境営業技術研修センター=テクノスクール中津川=太陽光京都スクール」を新設。7月7日から業務を開始することを発表した。これにより同社における太陽光発電システムの施工研修施設は3カ所となり、受講者数は2008年度の年間約1000人から年間約5000人へと拡大する。

 太陽光発電システム市場は、地球温暖化防止に向けた二酸化炭素(CO2)排出削減の取り組みなど環境保全意識の高まりを背景に、世界的に急拡大し国内においても需要拡大が見込まれ、システムの設置工事を行う施工店も増加しつつある。

 一方、太陽光発電システムは屋外に設置して長期間使用する製品のため、施工品質の確保が不可欠で同社では1998年から、主に既築住宅への施工の要点を講義する「太陽光発電システム据付技術講座」を開催しており、修了試験に合格した受講者「三菱電機太陽光発電システム施工ID取得者」は2008年度末時点で約2000人に達している。

 同社はこれまで、講座をテクノスクール中津川(岐阜県中津川市)と東日本研修センター(埼玉県熊谷市)の2カ所で開催してきたが、施工店数の増加に対応するため、西日本地区に新たな研修施設を設置することにした。

 今後は、従来施設でも講座の回数を増やし、2009年度末までには受講者数を3カ所合わせて年間約5000人(従来の約5倍)に拡大する計画。より多くの施工店の方が受講できるよう研修体制を強化し、同社住宅用太陽光発電システムの施工品質確保に取り組む。


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