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米GM、NUMMI株は新生GMに引き継がず

 米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は先月29日、トヨタ自動車との合弁工場「NUMMI」(米カリフォルニア州)から事業撤退を表明した件で、再建後の「新生GM」ではNUMMI株を保有せず、放出も踏まえて旧GMが保有することを発表した。

 GMは、トヨタとの間で25年にわたり同工場における合併事業を行ってきたが、今後の生産計画について両者折り合いがつかず、GMは同事業からの撤退を表明していた。

 GMは「(同工場で)将来的にGM車両を生産する予定は今のところ無い」として、保有するNUMMI株は新生GMに引き継がず、放出も踏まえて旧GMが保有することを決めた。

 しかし同工場については「将来、GMとトヨタの利害が一致するような機会があれば、GMとして引き続き前向きに検討したい」との見解を示しており、保有するNUMMI株については今後の展開次第によってその対応を決めるとも考えられる。

 一部報道よれば、一方のトヨタは、操業継続に向けて、GMが保有するNUMMI株を買い取ることも含めて対応を検討する、としている。


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