ボーイング、747-8貨物型初号機主翼の胴体取り付け完了
米ボーイングは現地時間29日、大型旅客機747シリーズの最新モデル747-8型フレイター(貨物型)初号機主翼の胴体部取り付けを完了したと発表した。取り付けは米ワシントン州エバレット工場の最終組立て区域にて行われたもので、全長40フィート(12メートル)の胴体1部を中央翼セクションに接続。今後はその部位を前胴部、後胴部との接続工程に入る。
747-8フレイターは、既存貨物機の中で最も低い運航コストと高い経済性を誇る747型機の派生型で、環境性能もさらに向上している。貨物搭載量は747-400型フレイターよりも16%増であることから、運航コストはほぼ同等でありながらもトンマイル・コストでは16%低減する。なお、この747-8フレイターのトンマイル・コストは既存フレイターの中で最も低くなる。
747-8フレイターは、これまでに、カーゴルックス、日本貨物航空、エアブリッジ・カーゴ、アトラス・エア、キャセイパシフィック航空、ドバイ・エアロスペース・エンタープライズ、エミレーツ・スカイカーゴ、グッゲンハイム、大韓航空から、78機の受注している。
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