三菱電機、電力用ガス遮断器の米国生産台数1万台達成
MEPPI製245kV電力用ガス遮断器(写真提供・三菱電機) 三菱電機は29日、米国における重電事業の製造販売拠点である三菱エレクトリック・パワープロダクツ(MEPPI)において、電力用ガス遮断器の生産台数が、累計1万台に達したことを発表した。
遮断器は、発電所から電気を送電する電力系統に、落雷などの事故が起きた際、送電の遮断と通電を行い、停電の発生を防ぐ装置。このうち、電流遮断性能と絶縁性能が空気や油に比べて高いSF6ガスを使用して小型化したものがガス遮断で、三菱電機では1955年に電力用として日本で初めて製造した。
MEPPIは、三菱電機と米ウエスチングハウスの合弁会社として1986年に設立。以来、三菱電機の技術を適用して72kVから500kVの電力用ガス遮断器の製造と販売を行ってきた。
MEPPIは、89年に三菱電機の完全子会社となり、現在は、電力用ガス遮断器をはじめ、送変電機器、発電機器、電鉄機器、大型映像装置などの北米重電分野製品の製造販売を行う重要拠点として位置付けられている。
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- [電力・発電]三菱電機、電力用ガス遮断器の米国生産台数1万台達成 2009/06/30 火曜日