ホンダ 新型「フェイズ」発売、車体を軽量化
フェイズABS(写真提供・ホンダ) ホンダは、新型軽二輪スクーター「フェイズ」を7月10日に発売する。好評を得ている水冷・4ストローク・4バルブ・単気筒248ccをベースにACGの出力を見直したほか、車体を軽量化し、スタイリングを全身エッジの効いたラインで構成した。車両価格は57万7500円(フェイズ)と63万円(フェイズABS)。国内における販売台数は年間4500台を計画している。
フェイズは、市街地から郊外まで快適かつ俊敏に走行できるスポーティーなスクーターを目指し開発された。エンジンは、フォルツァに搭載し好評を得ている水冷・4ストローク・4バルブ・単気筒248ccをベースに、ACGの出力を見直すことで、フリクションを低減している。マフラーの内部構造を変更することで、排気ガスの抵抗を低減し、最高出力をフォルツァに比べ1kW向上させている。
車体は、フェイズ専用のコンパクトで軽量なフレームを新開発。フォルツァのフレームをベースにリア回りの構成を大幅に変更することで、軽快でコンパクトなフォルムを実現している。なお、車両重量は、「フォルツァ X」に比べ16kgの軽量化を実現することで、取り回しをより楽にするとともに、市街地などで力強く優れた加速性能を発揮する。
スタイリングは、コンパクトでスポーティーなフォルムを追求し、全身をエッジの効いたラインで構成。フロントとリア回りのダイナミックなデザインは、スクーターの新しい価値観を提案している。
ライディングポジションは、市街地で視認性が良く取り回しやすいアップライトなポジションとし、軽快で余裕ある走行が楽しめるものとしている。
タイプ設定は、前・後輪連動のコンビブレーキに、ABSを組み合わせたコンバインドABSを搭載したフェイズABS(63万円)と、スタンダードタイプ(57万7500円)の2タイプをラインアップしている。
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- [-]ホンダ 新型「フェイズ」発売、車体を軽量化 2009/06/29 月曜日