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三菱商事傘下MCAP、ボーイング737-800型機2機発注

 米ボーイングは17日(現地時間)、三菱商事の100%子会社であるMCアビエーション・パートナーズ(MCAP)から、短距離型航空機737の次世代737-8型機を2機受注したことを発表した。MCAPがボーイングから航空機を直接購入するのは初めてで、受注金額は推定約1億5300万ドル(約150億円)。

 MCAPの佐藤達夫CEOは「ボーイング社と2機の737-800型機の購入契約を結べて大変嬉しく思う。今回の契約締結は両社にとって記念すべきものであり、当社ではこの2機をスカイマークにリースする予定」と話している。

 東京に本社を置くMCAPは保有機材数60機を誇る日本最大の航空機リース会社であり、他社保有の60機を管理している。

 ボーイングは今年初めに、次世代737型機のさらなる性能向上に向けて取り組むことを発表。機体構造部とエンジンに改善を施すことで、2011年にまでに消費燃料を2%削減する。構造部の改良による抗力の削減で約1%、エンジンパートナーのCFMによるエンジンのハードウェアの変更で残りの1%%を削減することで、合計で2%の削減を目指す。

 次世代737型機の現時点での総受注数は110社超から5000機以上、受注残は2150機を上回っており、リストプライスに換算すると1570億ドル(約15兆円)を超える。

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