吉野家HD、ラーメン事業から撤退
吉野家ホールディングス(HD)は18日、ラーメン事業から撤退することを発表した。同社100%子会社のアール・ワンの事業として運営してきたが、昨今の原価の高騰や消費の低迷等の外的影響等を勘案した結果、8月31日をもって事業を廃止することを決定した。
アール・ワンは2007年9月に、当時、民事再生法の適用を申請していた「ラーメン一番本部」及び「キッチンカトー」から事業の譲渡を受け、譲渡後は収益構造の変革や商品・サービスの向上に取り組み、収益構造の大幅な改善を図った。しかし、未だ事業構造の抜本的な改革に至っていないことや、昨今の原価の高騰、消費の低迷等の外的影響から事業の廃止を決めた。
ラーメン事業は直近の業績として、売上高17億8000万円、当期純利益は△14億2500万円を計上していた。今後、同子会社の事業撤退に伴う損失として、閉店費用等の費用が想定されるが、追加的な影響は限られることから、本件による同社業績(連結・単体)の修正はないとしている。
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- [生活・トレンド]吉野家HD、ラーメン事業から撤退 2009/06/18 木曜日