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丸紅、アラブ・アブダビ発電造水事業に参画

 丸紅は16日、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビの発電造水事業について、仏エネルギー大手GDFスエズと、同社出資の事業会社株式40%のうち、20%を買収することで合意に至り、アブダビ政府立会いのもと契約を締結したことを発表した。

 事業はアブダビ市より南西約250キロメートルに位置するシュワイハットに、出力150万キロワットの発電設備と日量1億ガロン(45万4600立方メートル)の海水淡水化設備を建設し、アブダビ水・電力庁の子会社であるアブダビ水・電力会社(ADWEC)に対して25年間、売電・売水を行なうもの。

 建設工事請負業者は、独シーメンス・韓国サムソン・斗山重工業の連合体で、工事は昨年12月に着工され、2011年夏に商業運転を開始する予定。運転開始後のプラント保守・運転は、丸紅とGDFスエズの合弁保守運転会社で実施する。

 総事業費は、発電造水プラント建設費他を含め約27億ドル(約2604億円)となっており、このうち約6億ドル(約579億円)を出資金にて、残りの約21億ドル(約2025億円)を融資調達する予定。出資金の60%はADWEAが出資し、残りの40%は丸紅とGDFスエズが共同で出資する。また、融資組成に当たっては、国際協力銀行及び本邦・欧米を中心とした市中銀行融資団からのプロジェクトファイナンス組成を目指している。


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