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新日本石油、中国での潤滑油生産能力を増強

 新日本石油は15日、40%出資する中国・天津市の潤滑油・グリース生産・販売会社、天津日石潤滑油脂(天津日石)が、潤滑油製造工場(同市)の生産能力を増強。年間生産能力8万KL体制となったことを発表した。

 中国における潤滑油の需要は、世界的な経済減速による影響で、一時的に減少傾向にあったものの、今後は自動車産業、建設機械産業等を中心に拡大傾向が続くものと見込まれている。

 同社が初めて海外潤滑油製造工場として1996年に操業開始した天津日石は、こうした需要動向に備え、工場内にブレンド用タンクを増設し、潤滑油生産能力を年産5万5000KLから、8万KLに増強させた。

 同社現地法人の新日石(広州)潤滑油(広州市、同社90%出資)と合わせると、同社グループの中国国内における潤滑油生産能力は年産10万7000KLとなった。


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