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三菱重工がブラジル電力公社向け上部原子炉容器を受注

 三菱重工業は7日、ブラジル電力公社のエレトロニュークリア社からアングラ原子力発電所1号機(PWR)の取り替え用上部原子炉容器(RVH)1基を受注したと発表した。日本のメーカーがブラジル向けの大型原子力設備を受注するのは初めて。引き渡しは2010年4月を予定している。

 受注した取替用RVHは、リオデジャネイロの西方130キロに位置する同社所有のアングラ原子力発電所1号機に設置される予定で、同原子力発電所は電気出力65万7000キロワット、1980年代半ばに営業運転を開始したプラントで、今回のRVH取り替えは信頼性と経済性を向上させるのが狙い。

 エレトロニュークリア社はブラジル政府と国立銀行が株式の60%超を保有するブラジル中央電力公社の子会社。原子力発電所はアングラ1号機のほか2号機を所有、運転している。


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