日本郵政がDM広告事業参入、電通と合併会社を設立
日本郵政は7日、同社グループの郵便事業会社と電通グループの電通テックの共同出資で、ダイレクトメールなど利用した広告プロモーションを手掛ける合併会社を設立することを発表した。近く総務省に認可申請を行う予定。
合併会社は(1)郵便物等の送付手段を活用した効果的な広告媒体の企画、開発、販売業務(2)個人のパーミッションを取得したデータベースに基づく付加価値の高いダイレクトメールの企画、開発、販売業務(3)郵便物等の作成及び差出に関する業務(4)ダイレクトマーケティングに関するノウハウ、広告プロモーションに関するノウハウを活用した、上記の各業務に関するコンサルティング業務-を行う。
日本郵便と電通グループは、日本郵便のネットワーク、ブランド力と、電通グループのデータベースマーケティング力を融合し、郵便事業の包括的、戦略的な提携関係構築を検討していたが、今回の設立で日本郵便はネット化による厳しい経営環境下で、新しい収益構造が見出せ、一方の電通も日本郵便が保有するネットワークを基盤に新たな顧客の獲得が見込める。
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- [-]日本郵政がDM広告事業参入、電通と合併会社を設立 2007/11/07 水曜日