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米ハネウェル、タッチスクリーン用新素材を発売

 【モリスタウンシップ(米ニュージャージー州)1日PRN=共同JBN】米ハネウェル(NYSE:HON)エレクトロニクス・マテリアルズは1日、特定のタッチスクリーン・ディスプレーの速度、耐久性、機能性、エネルギー効率を改善する新しい素材を商品化したと発表した。

 この新しい表面平坦化・熱安定コーティング材料はハネウェルPTSとして販売されフラットパネルディスプレー用の電導ポリマー製品ラインを拡大する。

 ハネウェル・エレクトロニクス・マテリアルズ(HEM)の副社長兼ゼネラルマネジャーのレベッカ・リーバート氏は「これらの新素材によってタッチスクリーンの開発者は静電容量タッチスクリーン・ディスプレーの使用と関心が深まっている時期にその性能を改善することができる。HEMは半導体産業のための表面平坦化材料の開発と生産に関する安定したリーダーとして業界における最新の必要性を識別し最も革新的なソリューションを提供することにコミットしている」と語った。

 ユーザーはタッチスクリーンによってスクリーン上の一つもしくは複数の項目と指で直接操作する。タッチスクリーンは大型のスクリーンと同様に携帯電話、小型ビデオゲーム機などの小型のアプリケーションでますます使用されている。静電容量タッチスクリーンは電界における変化を感知することで作動しすべてのタッチスクリーンの中で最も耐久力があると見られている。

 そのようなタッチスクリーンにとって良好な性能のためのかなめの一つは平坦化で、これはスクリーンの一定の表面を完全にフラットにするプロセスである。HEMは半導体製造のための平坦化材料のリーダーでありディスプレー用、特にLCDディスプレーにこの技術を提供している。

 ハネウェルPTS材料元来これまでの薄膜トランジスター・液晶クリスタル・ディスプレー(TFT-LCD)パネル用に設計され使用されていたが、さらにこの新しいアプリケーション向けに改良された。ハネウェルPTS材料は熱的・化学的に安定した素材で、タッチスクリーンのようなさまざまな複雑なディスプレー・アプリケーションに統合できるようになっている。

 新しいPTS材料はより品質の高いイメージと耐久性につながる優れた光透過性と平坦化能力を提供しながら価格競争力があり費用対効果のあるソリューションを提供する。さらにハネウェルPTS材料は携帯機器のかなめとなる必要条件の電力消費を削減してさらにタッチスクリーンのエネルギー効率をあげられるようにする。

 ハネウェルPTSコーティング材料は静電容量タッチスクリーン技術をターゲットにしている。タッチスクリーン開発者はPTSによって製造コストを低くする「基材一体型」製造工程と同時に優れた輝度を達成することができる。

 ハネウェル・スペシャリティ・マテリアルズの1部門であるハネウェル・エレクトロニクス・マテリアルズは顧客のサイトで先端的な工程の統合を可能にするマイクロエレクトロニクス・ポリマー、エレクトロニックケミカル、その他の先進的素材を供給している。ハネウェルはまた物理的気相成長法(PVD)ターゲットと熱管理と電気総合接続のためのバックエンドでのパッケージ工程に使用されるコイル・セット、貴金属サーモカップル、素材を含めたメタルビジネス・セグメントのもとで広範囲の製品提供を続けている。詳細はhttp://www.honeywell.com/em/を参照。

 ハネウェル・インターナショナル(http://www.honeywell.com)はフォーチュン100社に入る多角的技術・製造のリーダーで、世界中の顧客に航空宇宙製品とサービスで奉仕し、ビルディング、住居、産業用、自動車製品、ターボチャージャー、専門素材のための技術をコントロールしている。ハネウェルは米ニュージャージー州モリスタウンシップに本社を置き、同社の株式はニューヨーク、ロンドン、シカゴの各商圏取引所に上場されている。ハネウェルに関するニュースと詳細はhttp://www.honeywellnow.comを参照。


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