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シャープがCM1234を選定、CMDが発表

 【サンタクララ(米カリフォルニア州)1日PRN=共同JBN】カリフォルニア・マイクロ・デバイセス(ナスダック:CAMD)は1日、シャープ・エレクトロニクス・コーポレーションが新型アクオス・シリーズ液晶クリスタルディスプレー(LCD)テレビの多端子HDMIビデオポートを保護するため、カリフォルニア・マイクロ・デバイセスのCM1234低容量静電気放電(ESD)ソリューションを選定したと発表した。

 CM1234構造の勝利としては、アクオスEシリーズ高精細LCDテレビ6モデルとアクオスBDシリーズLCDテレビ5モデルが挙げられる。米国市場向けに設計されているので、すべてのモデルが現在、在庫がある。CM1234は、優れたレベルの信号品位を供給しながらも、IEC61000-4-2規格準拠でプラス・マイナス15kV接触放電、プラス・マイナス20kV気中放電という厳格な仕様を満足する強固なESD保護を備えている。

 カリフォルニア・マイクロ・デバイセスのカイル・ベーカー販売担当副社長は「シャープはHDMIポートの優れた信号品位性能を備えた上に、より高レベルのESD保護という固有の要件を持っている。ESD性能と信号品位を最適化するユニークな整合インピーダンス設計を持つ、われわれのピコガードXS(PicoGurad XS商標)基本設計概念はこれらの厳格な仕様を満たすには理想的な位置にあった」と語った。

 ▽ピコガードXSインピーダンス整合
 ピコガードXDの設計構造は、高速データ回路に適応した固定インピーダンスを生み出すためにESDダイオードとインダクターを統合している。システム設計者は従来、外部インダクタンスを加えるか、ないしは信号トレースのもと容量を削減するかして、ESD保護デバイスの容量を埋め合わせてきた。これらの手法は複雑性、コストを加えるとともに、PCBボードに依存となり多機能ボードベンダーの能力を限定してきた。CM1234は、こうした対策を不要にし、外部補正や部品を必要とせずに整合インピーダンスを提供している。流通しているクラス最高のESDダイオードと比べると、CM1234はピーク時の制限電圧の40%削減およびピーク時の残留電流の15%-40%削減を提供する。

 ▽カリフォルニア・マイクロ・デバイセス社(California Micro Devices Corporation)について
 カリフォルニア・マイクロ・デバイセスは携帯機器、デジタル・コンシューマー・エレクトロニクス、パソコン各市場向けの特定用途アナログおよびミックスドシグナル半導体製品の有力サプライヤーである。主要製品は、携帯機器向け保護デバイスとデジタルTV、パソコンや携帯機器ディスプレー用アナログおよびミックスドシグナルICなどのデジタル家電製品が含まれる。同社と製品の詳しい情報はウェブサイト(http://www.cmd.com)まで。

 XtremeESDとPicoGurad XSはカリフォルニア・マイクロ・デバイセス社の登録商標である。その他の商標はそれぞれの所有者の資産である。


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