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唐招提寺「うちわまき」760年目を迎える

唐招提寺
うちわをまいている風景
唐招提寺・宝扇
うちわの現物
 唐招提寺(奈良)では今年も「うちわまき(中興忌梵網会=ちゅうこうきぼんもうえ)」が開催された。修復中の金堂の裏側に位置する鼓楼(ころう・国宝)から、参拝者に魔除け等に御利益があるとされるハート形のうちわ(宝扇=ほうせん)がまかれる。

 この行事は、鎌倉時代に同寺を復興した覚盛(かくじょう)上人の命日である5月19日に毎年行われ、大和の春の風物詩となっている。

 尚今年(2009年)は、周知の通り解体修理中の金堂の周囲にフェンスがあるため、危険防止のため参加者を限定し行われたが、境内には見物者をはじめ多数の人で賑わっていた。

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