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ボーイング、次期海洋哨戒P-8Aポセイドン初テストフライ実施

 米ボーイングは4月25日、次期海洋哨戒・偵察機、P-8Aポセイドン(737-800型)のテスト機であるT-1の初テストフライトを実施した。レントン・フィールドを午前10時43分に離陸、一連のフライトチェックを行いながら最高度2万5000フィート(約7600メートル)まで上昇、3時間31分のテストを終え、午後2時14分にシアトルのボーイングフィールドに着陸した。

 T-1の離陸前にはP-8Aチームがエンジン起動と停止を含む限定的なチェックを行い、フライト中には、テスト機のパイロットがエンジンの加速、減速、自動操縦モード、補助電力装置の停止とスタートなどの航空機搭載システムのチェックを実施した。

 P-8Aは次期海洋哨戒・偵察機。機体は次世代737-800型機の派生型で、ボーイングが主となりCFMインターナショナル、ノースロップグラマン、レイセオン、スピリット・エアロシステムズ、GEアビエーションなどの企業の参画で製造されている。なお、現在は5機のP-8Aの組み立てとテストがこのチームによって行われている。

 米海軍とボーイングの共同チームは、P-8Aの公式フライトテストを本年第3四半期に開始するが、ボーイングはそれまでに機体の塗装を施し、フライトテスト用の追加機器を搭載して一連の地上テストを実施する。

 米海軍は、現在のP-3Cの代替機として108機のP-8Aを購入し、初期配備を2013年に予定している。


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