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伊カンパリ・グループ、バーボンのワイルドターキーを買収

 【ミラノ(イタリア)8日PRN=共同JBN】カンパリ・グループ(Gruppo Campari)は8日、このほどペルノ・リカール社からバーボンウィスキーのワイルドターキー・ブランドを買収したと発表した。この買収はカンパリ・グループの歴史で最大の買収であり、米国及び国際的なプレミア酒類市場での大手企業としての立場を強化する。

 ▽買収の主要部分
 *オーセンティック・ケンタッキー・ストレート・バーボンウィスキーのトップブランドであるワイルドターキーの買収。
 *カンパリ・グループとして過去最大の買収。
 *魅力的で成長を続けるバーボンウィスキー分野参入へのまたとないチャンス。
 *強力な上限への能力を持つ高品質ブランド・フランチャイズ。
 *極めて収益性のある米国市場で限界質量(クリティカルマス)とポートフォリオ・アピールを大幅に強化。
 *魅力あるオーストラリア市場で流通プラットフォームを設立する基盤が提供される。 *買収価格は5億7500万米ドル(現行の為替レートで4億3300万ユーロ)。

 この買収にはワイルドターキー・ブランド、アメリカンハニー・リキュール、米ケンタッキー州の醸造所と原酒、完成品在庫が含まれている。

 総買収費は5億7500万米ドル(現行の為替レートで4億3300万ユーロ)である。これは歴史的な広告・販促経費後分担金(CAAP)の9・7倍であり、この買収に続く最初の12カ月間の予想金利・税金償却前利益(EBITDA)の12倍である。この買収は独占禁止法上の承認が必要だが、2009年6月30日以前に完了すると見られ対価は現金で支払われる。

 グループのイタリア国外における事業の比重はこの買収に伴って販売のほぼ3分の2増加すると予測される。

 最高経営責任者(CEO)のボブ・クンツコンセウィッツ氏は以下のように語った。「カンパリはワイルドターキーでポートフォリオに戦略的に適切なブランドを加え、プレミア商品をさらに強化する。この買収は世界の酒類産業での大手プレーヤーとなるためのもうひとつの重要なステップである。これは魅力的なバーボンウィスキー分野へ参入し、グローバルな有名ブランドを通じてその成長の潜在力を利用するまたとないチャンスである。買収は当社の戦略に沿って利益の出る米国酒類市場での成長を継続するというコミットメントを証明している。これに加えてカンパリは買収によって自社の流通プラットフォーム構築の基盤が提供されるオーストラリアと日本のような主要国際市場でのプレゼンスを拡大する」。


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