三洋電機、低消費電力「電解式オゾン生成電極」開発
三洋電機は27日、水道水から高い酸化力を持つ「オゾン電解水」を生成することがでいる電解水技術「電解式オゾン生成電極」を新開発したと発表した。
同技術は絶縁材料である酸化タンタル(TaOx)と白金(Pt)の混合物を薄膜積層したもので、鉛などの環境負荷物質を含有しない電極で、低消費電力でありながらオゾンやOHラジカルなどの高い酸化力を有する活性物質を含んだ電解水を容易に生成することができる。
主な特長としては<1>環境負荷物質を含有しない電解式オゾン生成電極として、業界最小の低消費電力を実現、<2>オゾンとOHラジカルを同時生成し、高い酸化能力を実現、<3>塩化物イオンが少ない地域の水道水などでも酸化能力を実現できるため、幅広い水質に対応可能―。
省電力でコンパクトな電解ユニットの構成が可能となり今後、業務用用途から民生用用途まで、幅広い商品への応用展開が見込まれる。
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- [環境・自然]三洋電機、低消費電力「電解式オゾン生成電極」開発 2009/03/29 日曜日