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OPEC2月の原油生産、前月比日量90万バレル減産

 【ロンドン12日PRN=共同JBN】12日明らかにされた石油輸出国機構(OPEC、http://www.opec.platts.com/)と石油業界関係者、アナリストを対象にしたプラッツの最新調査によると、OPEC加盟12カ国の2月の原油生産量は、この石油生産国クラブが引き続き供給過剰の解消と原油価格の一層の下落防止に努めたため、日量平均2807万バレルと1月の同2897万バレルから90万バレル減少した。

 生産目標を日量2484万5000バレルとした生産協定を結んでいるOPEC11カ国の原油生産量は、日量2572万バレルと1月の同2654万バレルから82万バレル減少したが、それでも生産目標の2484万5000バレルを87万5000バレル上回った。生産協定に縛られないイラクは、同国石油産業の再建に取り組んでいるため任意の生産量が認められている。

 プラッツのジョン・キングストン(http://www.platts.com/bios/kingston.xml)世界石油担当ディレクターは「OPECは今週末、非常に興味深い会合を開く。経済的低迷の深まりは理論的には追加削減の状況をサポートする。しかしOPECは目標水準までの減産をまだ実現できない。順守率80%弱と非常に近いところにはあるが…」と語った。キングストン氏によると、OPECは減産を実施した後も市場への行き過ぎた供給を懸念しており、そのためらいは今週末のOPECウィーン総会で確実に明らかになる。

 プラッツの最新調査はOPECの日量2904万5000バレルを減産のベースラインとして使用すると、OPEC11カ国の9月の推定生産量の順守率は79・2%であると示している。

 昨年12月17日、アルジェリアで開かれたOPEC臨時総会では既に実施した2度の減産量200万バレル(日量総量)に新たな日量純削減量220万バレルを加えることで合意した。この結果生じる日量420万バレルが2次情報源に基づく9月の推定生産量から削減されることになっていた。

 OPECは今月15日、現行協定を見直すためにウィーンで総会を開く。サウジアラビアの新聞アル・ハヤトの報道によると、OPEC最大の原油生産国サウジアラビアはOPEC議長国のアンゴラに対し、サウジアラビアは現行の削減幅をより良く遵守することを望んでおり、もしOPECが1月末現在の日量150万バレルの余剰原油を市場から除去できれば、さらに減産する必要はないだろうと伝えた。

 新たな減産の可能性を排除しないアナリストもいる。

 国別生産量は以下のサイトの表を参照。
  http://www.platts.com/Oil/Resources/News%20Features/opec/prod_table.xml
 OPEC生産マップは以下のサイトをクリック。
  http://www.platts.com/Oil/Resources/News%20Features/opec/OPECmap2.html
 関連するその他のエネルギー情報は以下を参照。
  http://www.platts.com

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 ▽マグローヒル・カンパニーズについて
 創立は1888年。マグローヒル・カンパニーズは、スタンダード&プアーズ、マグローヒル・エデュケーション、ビジネスウィーク、J・D・パワー・アンド・アソシエーツなどの有力ブランドを通じて、金融サービス、教育、ビジネス情報市場で世界的なニーズに応えている有力な世界的情報サービスプロバイダーである。同社は40カ国に280以上の事務所を構えている。2008年の売上高は64億ドル。詳しい情報はウェブサイト(www.mcgraw- hill.com)を参照。


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