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エネルギー・環境開発会議、ジュネーブで3月中旬開催

 【ジュネーブ(スイス)4日PRN=共同JBN】世界のエネルギー、環境保護、開発で人類が直面する課題の合意点を求める公開討論の場となり、かつイランと西側諸国のエネルギー担当高官が直接話し合う珍しい機会となる初めての年次国際会議が開かれる。

 エネルギー条約協会(Energy Pact Foundation)は今年3月16-17日、ジュネーブの国際会議センターでエネルギー条約会議を開催する。スイス連邦政府とジュネーブ州政府の支援を得て開催されるこの会議は、エネルギー需要と環境保護、開発に関係する課題に初めて総合的な方法で取り組む。

 エネルギー条約会議の議長を務めるゲアハルト・シュレーダー前ドイツ首相は「エネルギーと環境、開発に関する国際条約と総合的アプローチの必要性は高い。こうした問題は現在取り組む必要があり、エネルギー条約会議などのような国際プラットフォームは課題に一緒に取り組む公開討論の場となる」と語った。

 さまざまな経歴と専門知識を有する会議の講演者はサウジアラビアのアリ・アル・ヌアイミ石油鉱物資源相、イランのゴラムホセイニン・ノザリ石油相、世界的に有名なエネルギー市場専門企業ピラ・エナジー(PIRA Energy)のゲーリー・ロス最高経営責任者(CEO)、国連自然保護連合(IUCN)のアショク・コスラ会長兼ローマクラブ会長、在ジュネーブ国連代表部事務局長のセルゲイ・オルゾニキーゼ氏、米マサチューセッツ工科大学(MIT)、米ハーバード大学、米コロンビア大学、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)、ジュネーブ高等研究所の研究者たち、ノルウェーの政治学者ヨハン・ガルトゥング氏、ノーベル物理学賞受賞者のカルロ・ルビア氏、スイスのエアロノート操縦者のベルトラン・ピカール氏など明確なビジョンを持った人々が含まれる。その他、多くの重要エネルギー生産・消費国の政府高官も出席するとみられる。

 ▽エネルギー条約協会(http://www.energypact.org)
 エネルギー条約協会はスイス連邦当局の監督下にある非営利、非政治的な協会。イノベーションと経済開発、環境保護の調和を目的としてさまざまなエネルギー源の均衡のとれた利用、促進を主要な目標としている。


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