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新しいオンラインサービス開始、マイクロソフトが企業向け

 【ハノーバー(ドイツ)3日PRN=共同JBN】マイクロソフトは3日、ドイツ・ハノーバーで開幕した2009年国際情報通信技術見本市(CeBIT 2009)で、企業クラスのサービスとして通信・コラボレーション・ソフトウエアを提供するコミットメントをさらに進めるため、マイクロソフト・オンラインサービスの一環であるビジネス・プロダクティビティー・オンラインスイートが19カ国にあるすべての規模の企業向けに試用できると発表した。マイクロソフトはさらに、インスタントメッセージングとプレゼンス向けマイクロソフト・オフィス・コミュニケーションズ・オンラインと不定期ユーザー向けの特に経済的な電子メール、カレンダー機能、コラボレーション・サービスとなるビジネス・プロダクティビティー・オンライン・デスクレス・ワーカー・スイートをリリースした。

 マイクロソフト・ビジネス部門プレジデントのスティーブン・エロップ氏は「これらサービスはコストを管理し従業員の生産性を強化し続ける企業にとって、新しい可能性を開くことになる。顧客はマイクロソフト・オンラインサービスを展開する結果として、IT関連支出を10%から50%の間で節約することができる」と語った。

 ▽ソフトウエア・プラス・サービス戦略が世界に届く
 エクスチェンジ・オンラインとシェアポイント・オンラインの試用は、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国で利用できる。世界の組織は4月にオフィス・コミュニケーションズ・オンラインを含むすべてのビジネス・プロダクティビティー・オンライン・スイートを試用し、購入することができる。

 マイクロソフトはさらに、世界のマイクロソフト・オンラインサービス顧客に対するコンサルティング、マイグレーションと管理サービスを販売し、カスタム化し、提供するパートナーのグローバル・エコシステムに機会を与えることにコミットしている。

 ▽不定期ユーザーに対するソリューション
 エクスチェンジ・オンライン・デスクレス・ワーカーとシェアポイント・オンライン・デスクレス・ワーカーを含むデスクレス・ワーカー・スイートもまた、19カ国の組織で

利用できる。デスクレス・ワーカー・スイートは低コスト・ソリューションであり、現在あるメッセージングとコラボレーション能力にアクセスのないユーザーを対象にしている。

 デスクレス・ワーカー・スイートの世界での利用開始は、顧客に不定期ユーザー向けの安価な電子メール・コラボレーション・ソリューションを提供する。デスクレス・ワーカー・スイートは費用対効果のある契約料金(現在、ユーザーの1か月当たり2・56ユーロもしくは2・01英ポンド)で提供することによって、組織はすべての従業員に対して同じメッセージングとコラボレーション・システムへのアクセス権を与えることができる。今日、電子メールを展開している組織の中で、40%余りの従業員が電子メールを持っていない(注参照)。

 デスクレス・ワーカー・スイートは4月に世界的に試用し、購入することができる。

 ▽グローバルな顧客の採用
 中小企業から大企業まで世界のますます多くの企業が既に、昨秋米国で初めてリリースされたマイクロソフト・オンラインサービスを採用している。マイクロソフトは同日、多国籍製薬企業のグラクソスミスクラインが、エクスチェンジ・オンライン、シェアポイント・オンライン、オフィス・コミュニケーションズ・オンライン、オフィス・ライブ・ミーティング、デスクレス・ワーカー・スイートを含むビジネス・プロダクティビティー・オンライン・スイートを世界の従業員に展開すると発表した。

 グラクソスミスクラインのビル・ルーブ最高情報責任者(CFO)は「グラクソスミスクラインは10万人余りの従業員、数百のビジネスパートナー、世界中のロケーションを抱え、極めて効率的なコラボレーションが当社ビジネスには必須である。われわれは単純化を通じて当社に価値を与えるばかりか、ユーザー体験の向上と最終的にはより生産性ある会社を創ることを約束する、単純で直感的な情報作業場の提供を約束するという理由でマイクロソフト・オンラインサービスを選択した。

 グラクソスミスクラインのインゴ・エルフェリング情報技術戦略担当副社長は「マイクロソフト・オンラインサービスへの移行は、業務コストを推定30%削減し、将来の柔軟性増強となる可変的コストモデルの作成に役立つ」と語った。

 グラクソスミスクラインのCIOとの経営者Q&Aビデオは以下のサイトで入手できる。
 http://www.microsoft.com/presspass/presskits/Officesoftwareplusservices/default.mspx

 グラクソスミスクラインの経営者ブログは、以下のサイトのマイクロソフト・オンラインサービスのチーム・ブログで入手できる。
 http://blogs.technet.com/msonline/default.aspx

 ▽世界的な価格モデル
 マイクロソフト・オンラインサービスの世界的価格は、柔軟かつ予測できるものである。企業はエクスチェンジ・オンライン、シェアポイント・オンライン、オフィス・コミュニケーションズ・オンライン、オフィス・ライブ・ミーティングを個別もしくはスイートとしてまとめて契約する選択肢がある。ビジネス・プロダクティビティー・オンライン・スイートは現在、ユーザー1カ月当たり12・78ユーロもしくは10・04英ポンドでリストアップされ、個別のサービスをそれぞれ契約することと比較して38%割引きで企業に提供される。

 マイクロソフト・オンラインサービスに関する詳しい情報は以下のサイトを参照。
 http://www.microsoft.com/online

 ▽マイクロソフト・オンラインサービスについて
 マイクロソフト・オンラインサービスは企業クラスの通信・コラボレーション・ソフトウエアで、マイクロソフトがホストしてパートナーが販売するあらゆる規模の企業向け契約サービスとして提供される。管理ITニーズの顧客を対象として提供されるサービスはマイクロソフト・エクスチェンジ・ホステッド・フィルタリング付きのマイクロソフト・エクスチェンジ・オンライン、マイクロソフト・シェアポイント・オンライン、マイクロソフト・オフィス・コミュニケーションズ・オンライン、マイクロソフト・オフィス・ライブ・ミーティング、マイクロソフト・ダイナミックCRM・オンラインを含む。

 ▽マイクロソフトについて
 マイクロソフト(ナスダック:MSFT)は1975年に設立され、人々と企業がその可能性をフルに実現することを助けるソフトウエア、サービス、ソリューションの世界的リーダーである。
 注:米調査会社IPsos・MediaCTによると、これら情報はカナダ、フランス、ドイツ、英国、米国から集められた。 


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