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北京五輪開幕式の楽器フォウ、CBEXが3月8日に競売

 【北京27日PRN=共同JBN】競売を主催する北京財産権取引所(CBEX)は27日、北京五輪開幕式の壮大な演奏で使用されたフォウ(fou=缶、陶磁器用粘土と青銅器に由来する古代中国の打楽器)の競売を発表した。

 CBEXによると、この最初の競売は3月8日に実施され、1000個のフォウがパッケージで競売に付される。

 CBEXのスポークスパーソンで取締役副社長のリャン・ユィ氏によると、2008年8月以来CBEXが五輪資産を公式に処分してきたためオリンピック大会で使用されたフォウが注目の的になっていた。過去6カ月間、CBEXは電話による数千の問い合わせを受けたが、多くの人々がフォウの競売に応札する意向を表明していた。

 競売に先立ち北京五輪組織委員会(BOCOG)は、競売物件が開幕式の「フォウ隊列」で使用された独自の特別コードを持ち、開幕式で使用されたフォウに間違いないことを委任状の形式でCBEXに対して保証した。BOCOGは知的財産権保護の観点からフォウが再び製作、模倣されることはなく、フォウを製造するために使用された鋳型は破壊されたと語った。

 これまでのオリンピック関連資産の処分とは異なり、現場での幾つかのフォウのパッケージ競売を別にすれば、残りはオンライン応札で競売が行われるのは注目に値する。リャン・ユィ氏によると、入札に参加する意向の多数のバイヤーを考慮してCBEXはより広範に、より便利に、より効果的に人々を確実に参加させるため、オリンピック関連資産処分仕様の「ジンマジア(金馬甲)」オンライン入札システムを使用する。中国周辺の関心のあるバイヤーは登録と証拠金の支払いを済ませた後、ジンマジア・オンライン入札のウェブサイト(jinmajia.com)にログオンできる。オンライン入札は伝統的な競売とは異なり、地域及び参加者の数の制約を受けない。これは全員参加と公正な競争のオリンピック精神を示すものだ。

 2008年6月25日、BOCOGとCBEXは「BOCOGの資産処分契約書」に署名し、CBEXのウェブサイトで第1回処分資産の情報を公表してBOCOG資産の正式な処分手続きを開始した。2008年8月5日の第1回オリンピック資産競売以来、CBEXはこれまでに競売を9回実施してきた。これにはメディア村の家具と家庭用品、空調機器、コンピューター、サーバー、BOCOG公用車が含まれ、50万点以上のオリンピック資産の処分は30%以上の付加価値がつき総額約3000万元に達した。


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