金融業界のブランド回復提言、ニューロフォーカスの神経科学
【バークリー(米カリフォルニア州)23日PRN=共同JBN】神経系テストで世界をリードするニューロフォーカス社は、大手金融業界が次々と株安に陥っているとき、これら金融業界がボロボロのブランド名の回復支援方策に役立つため脳波の力を用いる。
同社の新しいリポート「資産(価値)暴落、精神、ミリ秒(Money Meltdown, Minds, Milliseconds)」は、消費者の実際の脳波活動を捕捉、解析する同社特許技術と独自の方法論に基づくものである。同社は数十の業種にわたる多くの世界最大手企業に替わって、その製品開発とマーケティング計画で最大限のインパクトと効率を実現する支援のため同社専門知識を応用する。
研究結果は以下のサイトを参照。
http://www.neurofocus.com/pdfs/MoneyMeltdownsMindsandMilliseconds.pdf
ニューロフォーカスは、ブランド知覚とブランド・ロイヤルティー、さらには購買意欲がまさに形成される場所である潜在意識下の精神レベルで、どのような金融ブランドメッセージが最善の反応をするか正確に判定するため、同社実験室で消費者の意識調査を行った。同社はこの研究から引き出した20項目の所見を公表している。
ニューロフォーカスの研究で分かった企業への特定の指針は以下の通り。
*「犠牲」を払い「きつい仕事」をさせる金融機関についてのクレームは、「消費者の苦痛」の理解を強調する立場の説明と同様に消費者の共感を呼ばなかった。
*年齢が美に優る:マーケティングやその他材料に対して、若い人たちより年配の人々の方がはるかに良い共感を示した。
*家族、しっかりした構造物、「混乱(カオス)の中のクラリティ」、暗闇の中の光りなどを示す画像(特に写真)は、消費者の潜在意識に最も良く記憶された。
*ブログ投稿は文書による意見表明の最も効果的な形式であり、その中には対象に既得権を持つ関係者によって書かれた文書も含まれる。
ニューロフォーカス最高経営責任者(CEO)であるA・K・プラディープ博士は「あなた方が借金まみれで収入が大きく減ったり全くなくなって苦しんでおり、これまで信用していたブランが今では消費者意識の意味で安値株になっているとすれば、このリポートは文字通りライフラインになり得る。リポートは直接的な一連の明瞭かつ簡単に実行できる手順となり、金融機関は消費者の信用回復を助け、ブランドに対する彼らの確信を取り戻し始めるだろう」と語った。
研究は本質的な科学的信頼性を持っているが、それは消費者の実際の脳波反応に基づいて調査グループあるいはフォーカス・グループなどによる通常の調査研究法よりはるかに正確で信頼でき実際的である。これら従来の方法論は、ニューロフォーカスのEEG(脳波)ベースの神経テストにマッチできない。
世界の多くの市場の金融業界が記録的な衰退に苦しみ、いくつかの伝統ある金融機関が破産寸前にあるこの時期に、新しい研究が公開される。
プラディープ博士は「これら企業にとって今やエラーの余地はゼロである。彼らは文字通り一つの失敗も、知識に基づく推測に頼ることも、以前には有効と思われたものに依存することも許されない。生き残り回復する企業は、消費者の潜在意識に最も良く響くメッセージを送りマーケティングする企業である。どのようにそれを実現するかを知る唯一の道は、金融機関がブランドイメージ、広告、ウェブサイトそしてそれぞれの方法で伝えるその他すべてのコミュニケーション・チャンネルに対応して、これら潜在意識が伝えることをまず最初に理解することである。ニューロフォーカスにあって、われわれビジネスはこれらの意識を傾聴することであり、われわれは脳のあらゆる部位で毎秒2000回そうしている」と語った。
▽ニューロフォーカス(NeuroFocus)について
ニューロフォーカスは神経科学を知識と専門技術を広告、マーケティング、製品開発・パッケージング、エンターテインメントの世界に持ち込む市場リーダーである。同社は神経科学、マーケティングで博士レベルの資格を持つバークリー校、MIT、ハーバード大学、ヘブライ大学出身者を最高責任者レベルの企業経営、コンサルティング経験と結びつけて活用している。
ニューロフォーカスの顧客には消費者向けパッケージ商品、食品・飲料、金融サービス、自動車、小売り、その他多くの分野で活動するフォーチュン100社企業が含まれている。エンターテインメント分野の顧客には放送、ケーブルテレビ、映画業界の大手企業が含まれている。ニールセン社はニューロフォーカスへの戦略的投資家である。
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- [国際情報]金融業界のブランド回復提言、ニューロフォーカスの神経科学 2009/02/24 火曜日